「シュガー・ラッシュ オンライン」ディズニープリンセス14人“共演”の舞台裏は?
2018年12月19日 08:00

[映画.com ニュース] ゲームの世界を飛び出して、広大なネット空間で大冒険が繰り広げられるディズニー・アニメーション・スタジオ最新作「シュガー・ラッシュ オンライン」。早くも話題を集めているのが、白雪姫からモアナまで、歴代のディズニープリンセス14人による前代未聞の“共演”シーンだ。彼女たちを実在する人気サイト「Oh My Disney」内のアバターと解釈することで初めて実現した、本作屈指の見どころの舞台裏とは?(取材・文/内田涼)
米ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材に応じてくれたのは、脚本家のパメラ・リボン、キャラクター部門のアート・ディレクターを務めたアミ・トンプソン、そして、アニメーション責任者のキーラ・レトマキ。大胆なアイデアの生みの親であるリボンは「世界中で愛され続ける名作のキャラクターたちを(ネットという)現代的な環境に登場させることがそもそも許されるのか、最初は確信が持てずにいたし、こんな提案したら、クビになるんじゃないかと不安にもなった」と振り返る。同時に「きっと何かすごいことが起きる」という期待も胸に宿っていたという。
トンプソンにとっての挑戦は、同じ空間でプリンセス14人が違和感なく存在して見えるように、白雪姫やオーロラ姫(「眠れる森の美女」)、アリエル(「リトル・マーメイド」)といった2Dキャラクターを、「Oh My Disney」仕様のデザインに3D変換すること。また、Tシャツやパンツ、パーカーに着替えたプリンセスたちの“普段着”コーデには、それぞれの特徴を生かしたアイデアの数々が盛り込まれた。

「例えば、オーロラ姫が着るTシャツにはNap Queen(お昼寝姫)の文字がふさわしいですよね。シンデレラの部屋着にはG2Gの文字が印刷されていて、これはGot To Go(行かなくちゃ)という意味。ラプンツェルは少しロックテイスト。ムーランが着るボンバージャケットも気に入っています。私たちはプリンセスのドレス姿しか知りませんから、好奇心を刺激され、本当に楽しい作業でした」(トンプソン)
もちろん、14人のプリンセスがもつ本来の魅力が損なわれないよう、細心の注意が払われた。オリジナルの声を演じた女優のうち、現役で活躍している11人(白雪姫、シンデレラ、オーロラをのぞく)が本作でも声優を務めている。自身が演じるプリンセスを知りつくし、深い愛情をもつ女優たちの存在は、レトマキをはじめとするアニメーターたちを大いに助けることになった。

「彼女たちから直接、プリンセスの身のこなし方、セリフの言い方などを教えてもらい、キャラクターの動きに反映させることができた。ディズニー・アニメーションの根幹にあるのは徹底したリサーチですから、これは非常にラッキーなことでした。見た目は現代風ですが、やはりポーズや仕草は、皆さんが昔から知るプリンセスそのもの。むしろ、大変だったのは、彼女たちを1つの部屋に集めて『誰が誰の隣にいるべきか』とバランスよく配置することでした」(レトマキ)
こうして生まれた名シーンは、単なるファンサービスに留まらず、偶然プリンセスたちと遭遇した主人公のヴァネロペにとって、“本当の自分”を見つめ直す重要なターニングポイントになっているので、お見逃しなく。「シュガー・ラッシュ オンライン」は、12月21日から全国公開。
(C)2018 Disney. All Rights Reserved.
フォトギャラリー

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹