12月14日開館のアップリンク吉祥寺、矢崎仁司監督が自虐で絶賛「ぐっすり眠れる」
2018年12月14日 05:00

[映画.com ニュース] 12月14日にオープンする映画館・アップリンク吉祥寺のオープン記念で12月13日、矢崎仁司、山下敦弘、富田克也、大九明子の4監督が「これからの映画と映画館」と題したトークショーを行った。
「ミニシアター・コンプレックス」をコンセプトにした29~98席の5スクリーンで、日本の映画館で初めて平面スピーカーを採用。矢崎監督は、「夢がありますね。僕は29席のところが好きだなあ。僕や(アンドレイ・)タルコフスキー、デレク・ジャーマンの映画はぐっすり眠れますよ」とジョーク交じりに感想を語った。
山下監督は、「席数は少ないけれど、迫力がありますね」と感嘆。「バウスシアターがなくなって、あまり吉祥寺には来なくなったけれど早くここで映画が見たい。今、公開している僕の『ハード・コア』もかけてもらいたい」と期待した。
映画作家集団「空族」のメンバーの富田監督は、2003年のデビュー作「雲の上」をアップリンク渋谷で自主上映し、初の商業映画「国道20号線」(07)も同館で公開。「恩義もあるし、地方の映画館がどんどんつぶれてどんよりした気持ちでいたので最高です」と喜びを爆発させた。そして、「新作があります。日本曹洞宗青年会に頼まれたもので、論争が巻き起こっていますがぜひかけてほしい」と懇願。
来年3月23日に新作「美人が婚活してみたら」が控える大九監督も、「メインはシネマ・カリテ(新宿)ですが、話してみます」と上映を働きかける意欲を見せた。
アップリンク吉祥寺は、オープニングで12月14日から来年1月25日まで「見逃した映画特集」として2014~18年に公開された映画150本以上を連続上映する。
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