米GG賞5部門ノミネート! 「グリーンブック」前途多難な旅をとらえた特報完成
2018年12月14日 12:00

[映画.com ニュース] 第43回トロント国際映画祭観客賞(最高賞)、米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の作品賞に輝いた「グリーンブック」の特報映像が、このほどお披露目された。ガサツなイタリア系用心棒、インテリな黒人天才ピアニストの前途多難な旅の様子が映し出されている。
第76回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞にノミネートされた「グリーンブック」。様々なコメディ映画を手掛けてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー監督がメガホンをとり、粗野で無教養だが人間的魅力にあふれる用心棒トニー・リップをビゴ・モーテンセン、ピアニストのドクター・シャーリーをオスカー俳優マハーシャラ・アリが演じている。
物語の舞台は、人種差別が色濃く残る1962年のアメリカ。ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、腕っぷしが強くハッタリが得意で、周囲から愛される存在だった。ある日、トニーは黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの運転手として雇われる。黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、2人は危険が多いアメリカ南部でのコンサートツアーへと旅立つ。
特報は、フライドチキンを食べた事がないシャーリーが「黒人なのに?」というトニーのストレートな発言に対して、「大した偏見をありがとう」と皮肉交じりに切り返す場面からスタート。そして、カーネギーホールに住み、富も名声も手にしたシャーリーが直面する過酷な現実を活写。演奏会ではスタンディングオベーションを受けても、レストランでは「黒人である」という理由で食事を拒否されてしまう。最初は黒人に雇われることに不服そうだったトニーも、そんな理不尽な現実に苛立ちを隠せない。「家族を養うお金のため」「腕の立つ用心棒が欲しい」という利害関係で出会った2人が、互いにとってかけがえのない存在となっていく様子がとらえられている。
「グリーンブック」は、2019年3月1日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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