「2001年宇宙の旅」HALの声演じたダグラス・レインさん死去
2018年11月14日 18:00

[映画.com ニュース]スタンリー・キューブリック監督のSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」(1968)で、人工知能を備えたコンピューターであるHAL9000の声を演じたダグラス・レインさんが11月11日(現地時間)、カナダ・オンタリオのセント・メアリーズ・メモリアル病院で亡くなった。90歳で自然死だった。レインさんが45年以上演技を披露してきた、カナダの舞台芸術祭ストラトフォード・フェスティバルの広報が発表した。
レインさんは、1928年にカナダ・マニトバのウィニペグで誕生。カナダ・アルバータのバンフ・スクール・オブ・ファインアーツや、英ロンドンのオールド・ビック・スクールで演劇を学んだのち、映画やテレビシリーズで活躍した。舞台「Vivat! Vivat Regina!」では、72年のトニー賞ミュージカル助演男優賞にノミネートされている。
レインさんが「2001年宇宙の旅」で演じたHAL9000は、木星探査のための宇宙船に搭載され、船内すべての制御を行う高度なコンピューター。乗員とコミュニケーションを取り協力するよう命令されていたが、密かに与えられたミッションとの矛盾のせいで異常をきたすことから、現在でも「コンピューターの反乱」の象徴ともなっている。
レインさんの訃報を受け「ベイビー・ドライバー」(2017)のエドガー・ライト監督は、自身のTwitterに「ダグラス・レインさん、安らかに。『2001年宇宙の旅』でのHAL9000の冷たく落ち着いたトーン。声だけで魅了した、映画史で最高の演技のひとつです」と追悼のコメントを投稿している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ