バリー・ジェンキンス監督、米アマゾンとファーストルック契約を締結
2018年11月10日 16:00

[映画.com ニュース] 第89回アカデミー賞で作品賞・脚色賞など3部門に輝いた「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督が、米アマゾン・スタジオとテレビシリーズにおけるファーストルック契約を締結したことが明らかになった。米バラエティによれば、今回の契約によりジェンキンス監督は今後、自身の製作会社パステルを通して独占的にアマゾン向けテレビシリーズを手がけることになるという。
米作家コルソン・ホワイトヘッドによるピューリッツァー賞受賞のベストセラー小説をドラマ化する、アマゾンの新リミテッドシリーズ「The Underground Railroad(原題)」で脚本・監督・制作総指揮の3役を務めることが決まっているジェンキンス監督と契約締結の際、同スタジオのジェニファー・サルケ最高責任者は「見る者の心を揺さぶる巧みなストーリーテリングで映画界に革新をもたらしたバリーに、その類いまれな才能を共有してもらえることを、心から光栄に思います」と声明を発表。一方のジェンキンス監督も、「『The Underground Railroad』を皮切りに、今後様々なプロジェクトを通して、アマゾンと実りあるパートナーシップを築いていきたい」と意気込みを語った。
ジェンキンス監督は、自ら脚色を手がけた最新作「イフ・ビール・ストリート・クッド・トーク(原題)」が11月30日から全米公開。ジェームズ・ボールドウィンの長編小説「ビール・ストリートに口あらば」を原作に、1970年代初頭の米ニューヨーク・ハーレムでの、若い黒人カップルの愛と信念を描いている。
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