マーク・ラファロ、米HBO新ドラマで双子を1人2役
2018年10月24日 11:00
[映画.com ニュース] 米有料チャンネルHBOが世界的ベストセラー小説をドラマ化する「この手のなかの真実(原題:I Know This Much Is True)」に、「アベンジャーズ」シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが主演することがわかった。
原作となるのは、米作家ウォーリー・ラムが1998年に発表した同名小説。20世紀後半のアメリカを舞台に、統合失調症の兄トーマスと彼を支える双子の弟ドミニクの試練と不幸に満ちた人生を通じて、裏切りと許し、自己犠牲といったテーマを壮大なスケールで描く。
米ハリウッド・レポーターによれば、「ブルーバレンタイン」「光をくれた人」のデレク・シアンフランスが脚本・監督を務める本作は、6話完結のリミテッドシリーズとなる。ラファロは一卵性双生児の双子を1人2役で演じるとともに、米製作会社フィルムネーション・エンタテインメントのグレン・バスナー、ベン・ブローニング、原作者ラムと共同で制作総指揮も兼ねる。
タイムワーナーを買収し新たな親会社となった米通信大手AT&Tが、Netflixへの対抗策としてオリジナルコンテンツの強化を求めるなか、HBOは来年放送終了を迎える看板ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の穴も埋めなければならない。そのため、英人気ドラマ「SHERLOCK」のクリエイター、スティーブン・モファットによる人気小説のドラマ化「タイムトラベラーズ・ワイフ(原題)」、同じくベストセラー小説のドラマ化となる「Mrs. Fletcher(原題)」、テレビドラマ版「ウォッチメン」、イスラエル産の同名ドラマをゼンデイヤ主演でリメイクする「Euphoria(原題)」、ジョス・ウェドン監督が久々にテレビ界に復帰することで話題を呼んでいる「The Nevers(原題)」など、次々と新ドラマにゴーサインを出しており、本作もそのひとつとなるようだ。
ちなみにラファロがHBOとタッグを組むのは、エミー賞作品賞を受賞した2014年のテレビ映画「ノーマル・ハート」以来となる。
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