阿部サダヲ「ぜひ焼き付けて!」 主演作「音タコ」をロックにアピール
2018年10月13日 14:15
[映画.com ニュース] 俳優の阿部サダヲが10月13日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた主演作「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」の公開記念舞台挨拶に登壇。「原作ものが多いなか、オリジナル脚本で、しかもロックコメディというのはあまりない。こう見えて(笑)、真面目に取り組んだので、ぜひ焼き付けてもらえれば!」と熱烈アピールしていた。
舞台挨拶には阿部をはじめ、共演する吉岡里帆、千葉雄大、田中哲司、ふせえり、三木聡監督が出席した。4オクターブの音域と万人の心を打つ声量を武器に、すべてを手にしたロックスターのシン(阿部)。だが、その歌声は「声帯ドーピング」という掟破りの方法で作られていた。副作用で喉が限界に近づくシンは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)と出会い……。10月12日に全国214スクリーンで封切られた。
ヒロインを演じる吉岡は半年間、ギターと歌唱の訓練を重ねたといい「こんなに長い時間、準備した作品は初めてなので、思い入れはとてもとても強いです」と熱弁。劇中のお気に入りセリフは「いいの、いいの、ブライアンいいの!」だと明かし、「何があっても、『まあ、いいっか』って前を向ける」と理由を話していた。
シンを担当するレコード会社の社員に扮した千葉は、「劇中の歌がかっこいい」と見どころを紹介。先日、友人とカラオケに行った際、阿部と吉岡がボーカルを担当する主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」を歌ったといい、「キーが高くて、吉岡さん、すごいなと思った」と感心しきりだった。
壇上では、映画の公開を祝うくす玉が割られ、中からは阿部と吉岡が書いた「テンションを上げろ!!」の垂れ幕が。「(ネフタリ・)ソト選手がホームラン王になった。イエイ!」(ふせ)、「赤ちゃんが大きなゲップを出した」(田中)と身近に起こった“テンションがあがった出来事”も明かされた。