矢野聖人、映画初主演でクジラと共演「人間っぽくて、それぞれに個性がある」
2018年10月12日 04:00

[映画.com ニュース] 俳優の矢野聖人が10月11日、都内で行われた主演作「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」の完成披露上映会に出席した。映画初主演を飾り「20代のうちに実現したかった夢がかなった。初主演が『ボクジラ』で良かった」と感無量の面持ち。クジラの飼育員を演じ「人間ぽくて、それぞれに個性がある。こちらが自信をもって接してあげないと、言うことを聞いてくれない」と振り返った。
和歌山県に実在する日本唯一のクジラ博物館「太地町立くじらの博物館」を舞台に、純粋にクジラを愛する青年・鯨井太一(矢野)が飼育員リーダーに任命され、来客が減少する博物館を盛り上げようと奮闘する。上映会には矢野をはじめ、共演する武田梨奈、岡本玲、藤原知之監督が登壇した。
矢野は、和歌山県でのオールロケについて「海と山、自然あふれた環境での撮影で、すごくのびのびできた」と回想。ピンチヒッターとして東京の水族館からやって来たヒロイン・白石唯を演じる武田も「土地柄がすごく温かく助けられた。ホテルの前にある和歌山ラーメンのお店が、矢野くんと玲ちゃん、わたしの3人が自然と集まる場所になった」と語った。
そんなふたりの発言に、和歌山県出身の岡本は「ようやく和歌山が舞台の作品に出ることができて、幸せに思います」としみじみ。「お芝居で地元の皆さんが築いた歴史だったり、思いや人柄を伝えたいと思っていた」といい、「皆さんもぜひ、食べに来てくださいね」と和歌山ラーメンのアピールも忘れなかった。
メガホンをとった藤原監督は「動物が登場する作品は大変なので、今まで避けていた」と明かし、「でも、クジラはとても賢くて言うことを聞いてくれる。カメラのフレームの外からサインを送れば、ちゃんとその通りに動いてくれるし、アドリブを披露してくれることも。雰囲気でわかるんですかねえ」とクジラの“名優”ぶりに舌を巻いていた。
「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」は、10月12日から和歌山県で先行公開。11月3日より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国公開される。
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