親子役で共演した草刈正雄×木村文乃、元気にラジオ体操披露!
2018年9月27日 20:15
[映画.com ニュース] 草刈正雄が約7年ぶりに主演を務める映画「体操しようよ」の完成披露舞台挨拶が9月27日に都内で行われ、草刈をはじめ、共演した木村文乃、きたろう、渡辺大知(黒猫チェルシー)、和久井映見、メガホンをとった菊地健雄監督が登壇した。
草刈が演じるのは、定年退職を迎えた60歳のシングルファーザー・佐野道太郎。二人三脚で円満な家庭を営んできた娘・弓子(木村)の「佐野家の新しい主夫は、お父さんです!」という突然の宣言で、道太郎が「初めての家事」「地域デビュー」「第二の人生探し」に悪戦苦闘するハートフルコメディだ。
草刈は、作品を見た感想を「お洒落ですね。監督のセンスが生きてます」と絶賛。道太郎が所属することになる「体操会」の会長に扮したきたろうと、マドンナ役を務めた和久井は「草刈さんが出ているだけで、素敵な外国映画を見ているような気分になりました」と声を揃えた。道太郎の再就職先の同僚を演じ、草刈とのシーンが多かったという渡辺は「草刈さんは本当にたたずまいの素敵な方で。草刈さんの背中で僕は泣きました。直視できないくらいのかっこよさがあって、男として憧れました」と熱く語った。
撮影では、「ラジオ体操のシーンを晴天で撮りたい」という監督のこだわりにも関わらず、台風などの悪天候に苦しめられたことも多かったという。木村は「一致団結して台風を吹き飛ばす勢いで頑張りました」とほほ笑みながら撮影を振り返った。
タイトルの通り、ラジオ体操がテーマとなっている本作。「ラジオ体操を覚えるのは、地獄のような日々でした」と冗談めかして語る草刈だったが、誰よりも先に練習を始めて本番に臨んだという。きたろうは「(出演している)平泉成さんが1番体操が上手かった。私は会長の役なんだけど1番下手で……。でも、ラジオ体操なんてそんなに真剣にやるもんじゃないよ」とぼやき、和久井の「皆と違う動きもされてましたよね」というツッコミに、場内が笑顔に包まれた。
この日は、実際に全員でラジオ体操をすることに。おなじみのラジオ体操の音楽に合わせ、長身の草刈は大きな動きで堂々とした体操を披露。また、隣で少し恥ずかしそうに「背伸びの運動」をする木村にも、「かわいい~!」と黄色い歓声があがっていた。
「体操しようよ」は、11月9日から東京・新宿ピカデリーほか、全国で公開される。