「クワイエット・プレイス」本編出産シーン映像公開!迫真の演技に監督「空気が変わった」
2018年9月26日 17:00
[映画.com ニュース] 低予算ながら全米で大ヒットを記録したホラー映画「クワイエット・プレイス」の本編映像が公開された。主演のエミリー・ブランド演じるエヴリンが、“音を立てたら、即死”という状況のなか陣痛に見舞われ、たった一人で出産しようとするシーンを切り取っている。
本作は、音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界を舞台に、1組の家族の緊張感あふれるサバイバルを描く。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のブラントが一家の母親エヴリンを演じ、実生活でブラントの夫であるジョン・クラシンスキー監督が劇中で夫のリーに扮している。
映像は、バスタブに身を潜めながら、陣痛の痛みに耐えるエヴリンが映される。涙を流して必死に声を押し殺す姿からは、“何か”への恐怖と母としての強さが感じられる。
このシーンは、クランクインして2日目に1テイクで撮影された。クラシンスキー監督は「一発で撮った後、本当に撮影所の空気がガラッと変わったんだよ」と振り返り、「あまりにパワフルだったから、あ然と、そこに腰かけて、なんてことだと感じたことを覚えている」とブラントの演技を絶賛。「あのシーンを見知らぬ人にどうやって演じてもらいたいか、伝え方がわからないんだ。親密な関係を彼女と持っているからこそ、僕たち2人が持つ秘密の言語にアクセスして、彼女に指示する方法がわかったんだ」と、夫婦だからこそ作り上げることができたと語った。
「クワイエット・プレイス」は、9月28日から全国で公開。