「乃木坂46」堀未央奈、山戸結希監督作「ホットギミック」で映画初主演!
2018年9月25日 06:00
[映画.com ニュース] 「乃木坂46」の堀未央奈が、山戸結希監督の最新作「ホットギミック」で実写劇映画初出演にして主演を飾ることがわかった。山戸監督と、その才能に惚れ込んだ東映プロデューサー陣の「若者の胸に突き刺さる鮮烈な、新しい時代の青春映画を作りたい」という情熱が合致し、2019年公開を目指して製作がスタート。堀の初挑戦を支えるべく、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗といった若手実力派キャストが結集している。
原作は、累計発行部数450万部を突破した相原実貴氏の同名コミック。“片思いが成就すること”に主眼を置き、それまでの少女漫画というカテゴリーを大きく飛び越え、男女の繊細な駆け引きを活写。主人公・成田初(なりた・はつみ)と、同じ社宅に住む幼馴染みの橘亮輝(たちばな・りょうき)、小田切梓(おだぎり・あずさ)、兄の凌(しのぐ)が、“本物の恋”を求めて三種三様の王道の恋愛を展開し、若い読者には少し背伸びをした内容も話題を呼んだ。2000年から「Betsucomi」(小学館刊)で始まった連載は、05年に終了したものの、女の子が本質的にドキドキするような恋愛が細部にまで描かれていたことから、現在でも“恋愛漫画の金字塔的な作品”という呼び声が高い。
「映画界ではまだ無名だが、だからこそ未知数な可能性を秘めたヒロインを新たに作り出せるはず」という製作陣の期待によって、初役に抜てきされた堀。「元々、山戸監督とは、乃木坂46のMVでご一緒したことがありましたし、作品もいくつか拝見していました。ずっと、もっと一緒にお話ししてみたいなと思っていたのですが、今回、撮影が始まる前に2人でじっくり話せる機会がありました。この映画にかける思いを本気で話すことができ、カメラの前に私がいる時の気持ちも、汲み取ってくれているんじゃないかな? と思っています」と山戸監督への厚い信頼を打ち明けている。
亮輝役の清水、梓役に挑戦する板垣、凌役を演じる間宮は、山戸監督とは念願の初タッグ。「山戸監督と作品をつくれる事への喜びと、良いものにしなければ、というプレッシャーを共に感じました。とても難しい役どころではありますが、決して妥協せず、皆様の心に残る橘亮輝を演じ、そして生きたいと思います」(清水)、「山戸さんの作品は前から見ていたのもあって、自分が出られるだなんて思っていなかったのですが、出演させていただける以上は全力をぶつけてみたいと思います」(板垣)、「一刻も早く山戸組の撮影リズムに入り込みたいと思っています。凌はとても切ないキャラクターです。山戸監督とも、それをしっかり表現できたらいいね、という話をしていたので、しっかりキャラクターを作っていきたいですね」(間宮)とそれぞれ意気込んでいる。
「映画館で、私が造ったキャラクターたちが動く世界を見せて貰える機会に感謝しつつ、漫画とはまた別の実写版ギミックを読者の皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います」と原作者の相原氏から期待された山戸監督。「なにも良いことがないと地獄のような日々を生きている、たったひとりの十代の女の子が、近所のショッピングセンターの中にあるシネコンに、ふらりと劇場に迷い込んだときに、たった一回出会えるような作品にしたいと願っています。たったひとりの十代の女の子へと、お手紙を書くように、この映画を撮りたいとずっと思っていました」とコメントを寄せている。
「ホットギミック」は9月中旬に撮入しており、10月中旬にクランクアップを予定。19年に全国公開。
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