土屋太鳳&芳根京子、高級焼き肉を賭けガチバトル「教えてあげる、劣等感ってやつを!」
2018年8月30日 19:01
[映画.com ニュース]松浦だるま氏の漫画を映画化した「累 かさね」の公開直前イベントが8月30日、東京・スペースFS汐留で行われ、ダブル主演の土屋太鳳と芳根京子、メガホンをとった佐藤祐市監督が出席。イベントは“劣闘甲子園”と題されており、劇中でドロドロバトルを展開した土屋&芳根が、物語にちなんだ3つのゲームで対決した。
映画は、天才的な演技力を持ちながらも醜い容姿にコンプレックスを抱く淵累(ふちかさね/芳根)と、美ぼうに恵まれながらも女優として花開かない丹沢ニナ(土屋)が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれて出会い、それぞれの容姿を交換する姿を描く。
対決は3本勝負で、勝者には高級焼き肉券がプレゼントされるだけに、2人のテンションは最高潮に。普段は大の仲良しだが、「教えてあげる、劣等感ってやつを!」(芳根)、「調子に乗ってんじゃないわよ、偽物が!」(土屋)と劇中のセリフを叫び、熱戦の火蓋が切って落とされた。
第1戦はカップを“かさね”、制限時間60秒でより高く積み上げた方が勝ちというルール。互いにピラミッド状に積む作戦をとり、慎重派の土屋が順調に高さを稼ぐなか、対する猪突猛進型の芳根はカップを崩壊させてしまう。軍配は土屋に上がるかと思われたが、残り数秒で芳根は賭けに出る。数10個のカップを垂直に重ね、土屋の69センチを軽々と超える89センチを記録。反則スレスレの荒業に、一同は「これがお芝居に出ている、きょんちゃんの瞬発力。『やっちゃえ!』っていう」(佐藤監督)、「それまでの工夫は何だったのでしょうか」(MC)、「私はちゃんと重ねていましたけど、あ、なるほどね……。やっぱり爆発力がある」(土屋)と大笑いで、勝利した芳根も反省したように顔を伏せていた。
続く第2戦は“福笑い”。土屋は芳根、芳根は土屋の顔パネルの前に立ち、目隠しした状態で各パーツを配置し完成させるというものだったが、どちらも目を覆いたくなるような仕上がりに。ここは土屋が勝利を収め、1対1のイーブンに持ち込んだ。判定員を務めた佐藤監督は、「指で測りながら置いていく太鳳ちゃんと、パーツをもらったら『えい!』と置いちゃうきょんちゃん。ここにも性格が表れていた」と評していた。
勝負の行方は、第3戦“風船割り”に委ねられることに。針を口にくわえ、キスの要領で破裂させるルール。2人はスタートの合図を受けると、猛烈な勢いで風船を割っていく。最終的に土屋が58個、芳根が60個を記録。芳根は「破裂音が怖い……」と放心状態で、土屋も「唇痛い」と悲鳴をあげていた。
3本勝負は1対2で芳根の勝利に終わり、佐藤監督から高級焼き肉券の目録が手渡された。笑顔を爆発させた芳根は「太鳳ちゃんと一緒に行きたい!」といい、土屋も「嬉しいこと言ってくれる~! きょんちゃんと行きたい!」と応じるなど、勝敗を忘れ仲睦まじく顔を見合わせていた。映画「累 かさね」は、9月7日から全国で公開。