趣里×菅田将暉×仲里依紗「生きてるだけで、愛。」切なさがこみ上げる場面写真披露
2018年8月12日 13:30

[映画.com ニュース] 芥川賞作家・本谷有希子氏の傑作小説を、趣里、菅田将暉、仲里依紗らの共演で映画化する「生きてるだけで、愛。」の場面写真が公開された。鮮やかな色と光に彩られた映像世界で、趣里の傷付いたような痛々しい眼差しや、穏やかだがどこか空虚な菅田の表情を確認することができる。
物語は、生きることに疲れ、諦めながらも、懸命に他者とつながろうとする不器用な男女の関係を描く。ドラマ「ブラックペアン」の看護師・猫田役で注目を集め、独特の存在感を放つ趣里、「あゝ、荒野」「帝一の國」など相次ぐ主演作の中で常に新しい一面を見せ続ける菅田、ドラマ「あなたのことはそれほど」「ホリデイラブ」などで凄みのある演技力を見せつける仲ら個性派キャスト陣の共演が実現。映像ディレクターとして世界的に評価される関根光才監督は、今作で長編監督デビューとなる。
過眠症で引きこもり気味の寧子(趣里)は、ゴシップ誌の編集部で働く恋人・津奈木(菅田)と同棲中。感情がコントロールできない寧子は津奈木に当たり散らすが、一方の津奈木は怒りをぶつけるでもなく、彼女と正面から向き合おうとしない。ある日、津奈木の元恋人・安堂(仲)が現れ、自分の思いを伝える術を持たない2人の関係も変化していく。
場面写真では、切なげに視線を交わす寧子と津奈木の姿をはじめ、絶叫する寧子を抱きかかえる津奈木、散らかった部屋の中で無気力に横たわる寧子の姿などが写し出されている。部屋を包む黄色の明かりと家具、2人の顔を浮かび上がらせる幻想的な赤と青の光など、豊かな映像美が、もどかしく壊れやすい人のつながりを照らし出す。
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