パトリック・スチュワートのピカード艦長復活が正式決定
2018年8月8日 11:00

[映画.com ニュース] 米CBSテレビジョンスタジオが自社のストリーミングサービスCBS All Access向けに制作する「スター・トレック」テレビシリーズ最新作に、パトリック・スチュワートがその名を世界中に広めることとなったU.S.S.エンタープライズ号の伝説の艦長、ジャン=リュック・ピカード役でシリーズ復帰を果たすことが明らかになった。バラエティほか複数の米メディアが報じている。
今年6月、「スター・トレック:ディスカバリー」の制作総指揮を務めるアレックス・カーツマンが、同シリーズのテレビ向けコンテンツ拡大を図るCBSと新たに5年契約を締結のもと、多数の新番組を企画していると報じられて以来、スチュワート版ピカード艦長復活の噂がささやかれていたが、このほど、米ラスベガスで開催されたファンの祭典「スター・トレック・コンベンション」にスチュワートがサプライズ登場。ピカード役への復帰が正式に決まったことを自ら報告し、会場に詰めかけたファンを歓喜させた。
1987年から7シーズンにわたり放送されたテレビシリーズ「新スター・トレック」ならびに4本の映画で同役を演じたスチュワートは、「新スター・トレックに参加できたことを常々誇りに思っていたものの、2002年の春、映画『ネメシス/S.T.X』を撮り終えた際に、自分にとってはこれが最後だと強く感じた。だからこうして再びジャン=リュック・ピカード役を演じることになろうとは思ってもみなかったけど、彼と共に新たな冒険に旅立ち、キャラクターの知られざる側面を改めて探求できると思うと、ワクワクするよ」と目を輝かせる。
さらに、「辛い時期に『新スター・トレック』を見て励まされた、ピカード艦長にインスパイアされて、科学や探検に興味を持つようになった、はたまた、リーダーシップについて学んだ、といった話を人から聞かされる度に、素直に嬉しいと同時に謙虚な気持ちにさせられた」と明かしたスチュワートは、「私がこの役に戻る決心をしたのも、それが理由。暗雲が立ち込める暗い今の世の中に、一筋の光をもたらす存在になれたらと思っている」と意気込みを語った。
プロットの詳細はまだ不明だが、「ピカードの人生の次なるチャプターを描く」というストーリー設定から、「新スター・トレック」のリブートや前日譚でないことだけは確かなようだ。カーツマン、ジェームズ・ダフ、アキバ・ゴールズマン、マイケル・シェイボンら「スター・トレック:ディスカバリー」の制作陣に加えて、シリーズの生みの親ジーン・ロッデンベリーの息子でロッデンベリー・エンターテイメント社長のユージーン・“ロッド”・ロッデンベリーと同COOのトレバー・ロス、主演のスチュワートが制作総指揮に名を連ねる。
CBSテレビジョンスタジオは現在All Access向けに、先ごろ制作が発表された4話構成のミニシリーズ「スター・トレック:ショート・トレックス(原題)」や士官学校「スターフリート・アカデミー」が舞台の新シリーズ、オリジナル映画シリーズ第2作「スター・トレック2 カーンの逆襲」をベースにしたリミテッドシリーズなど、「スター・トレック」関連の新たなコンテンツを多数企画中であるため、本シリーズが本格始動するのはまだしばらく先になりそうだが、スチュワート扮するピカード艦長が「人生の新たなチャプター」でどんな冒険を繰り広げるのか、今から楽しみに待ちたい。
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