草なぎ剛&柄本時生&満島真之介、STUDIO4℃製作アニメ「ムタフカズ」に参戦!
2018年8月7日 14:00
[映画.com ニュース] 「鉄コン筋クリート」を世に放ったSTUDIO4℃が製作するアニメーション映画「ムタフカズ」が、10月12日から全国公開されることが決定し、草なぎ剛、柄本時生、満島真之介が声優として参加していることがわかった。
バンド・デシネ(コミック)作家のギョーム・“RUN”・ルナールと 、ゲームや書籍など多彩なメディアで作品を発表するフランスの映像制作会社ANKAMAが、STUDIO4℃にラブコールを送ったことで実現したコラボレーション作品。「鉄コン筋クリート」のキャラクターデザイン・総作画監督を担当した西見祥示郎がルナールとともにメガホンをとり、美術監督には木村真二を起用。2017年のアヌシー国際アニメーション映画祭、第30回東京国際映画祭では、オリジナルのフランス語版が披露され、SNS上では大きな話題を呼んでいた。
物語の舞台は、“人間のクズ”ばかりが住む街「DMC(ダーク・ミート・シティ)」。この街に生まれ育ったアンジェリーノ(通称:リノ)、ガイコツ頭の親友ヴィンス、バカで臆病なウィリーは将来に見通しはなく、毎日をダラダラと過ごしていた。そんなある日、リノの“残念な人生”を一変させる出来事が立て続けに起こり始める。天使のような美少女ルナとの出会い、交通事故、黒服の男たちや武装警官との逃走劇、そしてスーパーパワーへの目覚め。それぞれがワケありだったリノ、ヴィンス、ウィリーの日常が激変するさまを描く。
「性格と雰囲気とボディイメージが3人のキャラクターにピッタリなこと、それに加えて3人のバランスが上手く出ることを大切に考えてキャスティングさせて頂きました」(西見監督)という理由から、アンジェリーノの声を担当することになった草なぎは「『鉄コン筋クリート』という作品が大好きなので、そのスタッフとご一緒できるのがとても嬉しかったです!」と喜びの声。「人間の愛という普遍的なテーマがストレートに表現されていて、“愛によって弱さが強さに変わる!”ということを感じていただけたら嬉しいです!」とアピールしている。
ヴィンス役の柄本は「望まれずにバケモノになってしまった主人公がそれに抗っていく物語は面白いと思います。キャラクターたちの想像力が存分にでていてアニメーション映画の魅力が最大限に出ていると思いました」と説明し、ウィリーに息吹を注ぐ満島は「アニメーションでしかできない世界観の中で、今まで自分には無かったやり方で挑戦したいと思っていたんです」と告白。「“声だけで表現をする”という事に、とても希望を感じていて、眼で見える情報だけではなく、あえて“耳で聞く”という事にフォーカスを当てると、人間の元々抱くイメージや記憶を超えた新鮮な驚きや、ハッと気づくものがあると思うんです。ものすごく興味深い作品と共に、自分自身も前進させてもらっています」とコメントを寄せている。
「ムタフカズ」は、10月12日から全国公開。
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