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主演・千原ジュニア×原作・小路啓之「ごっこ」10月20日公開 主題歌は川谷絵音

2018年8月1日 05:00

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「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督が メガホンをとった
「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督が メガホンをとった
(C)小路啓之/集英社 (C)2017楽映舎 /タイムズ イン/WAJA

[映画.com ニュース] 千原ジュニア主演、「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督のメガホンで、2016年に他界した漫画家・小路啓之さんの人気作を実写映画化した「ごっこ」が、10月20日から公開されることがわかった。あわせて、川谷絵音が所属するバンド「indigo la End」の書き下ろし楽曲「ほころびごっこ」が主題歌に決定した。

大阪の寂れた帽子店には、40歳目前にも関わらずニートの城宮と、5歳児・ヨヨ子が仲睦まじく暮らしていた。実はこの2人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子。10数年ぶりに城宮が実家に戻ったことを知った幼馴染みで警察官のマチは、突如現れたヨヨ子に疑いの目を向ける。やがて、城宮とヨヨ子の“ごっこ生活”のような不安定な暮らしは、衝撃の事実によって突然崩壊してしまう。

父親らしい顔の裏に狂気を内包する城宮役に千原、NHKドラマ「悦ちゃん」に出演した子役・平尾菜々花ちゃんがヨヨ子役に挑戦。2人を見守る商店街の住人役として、優香秋野太作中野英雄石橋蓮司が出演するほか、ちすん、宗教家の千眼美子としても知られる清水富美加が参加している。

「ごっこ、やっと、きっと、ぐっど」と公開決定を喜ぶ千原に対して、熊澤監督は「この物語の主人公は、引きこもりなのに、幼女を誘拐してしまうという大変難しい役どころですが、千原ジュニアさんの唯一無二で大胆、まさに怪演といえる演技力で、上手く生きられない人間の心のズルさ、葛藤、愛情をいかんなく表現できました」と演技を絶賛。さらに「謎を抱えた幼女の不可思議さを見事に演じてくれた平尾菜々花さん、主人公の幼馴染みを繊細に演じた優香さん、3人のアンサンブルは必見です。是非ご期待下さい!」とアピールしている。

「ほころびごっこ」制作にあたり“作曲旅行”を敢行した川谷。「映画を見たのは旅先の宿のハンモックの上でした。見た後色んな感情が湧き上がり持ってきたクラシックギターで全然違う曲を3曲も作ってしまいました。そして満足した僕は旅館のご飯を食べ、温泉に入り、良い旅だったなと布団に入り目を瞑った。その瞬間でした。ごっこの最後の10分間のシーンがフラッシュバックしました。軽い夢作曲のような状態。これだ! と思う曲の雰囲気を掴みました」と裏話を打ち明けた。事前に作った3曲は全てボツにし、帰宅後、一気に曲を完成させたようで「夢作曲は僕もなかなか経験したことがないので、それを呼び起こした『ごっこ』という映画には愛しかありません。これ以上の主題歌はないと思います。ぜひ最後まで聴いてください。アウトロが終わる時、映画が完成します」とコメントを寄せている。

ごっこ」は、「凶悪」「坂道のアポロン」の高橋泉が、熊澤監督と共同で脚本を担当。10月20日から東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。

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