土屋太鳳×芳根京子主演「累」スイス・ヌーシャテル映画祭で観客賞受賞!
2018年7月23日 17:00
講談社「イブニング」で連載中の同名漫画をベースに、佐藤祐市監督のメガホンで実写化。伝説の女優を母に持つ淵累(ふちかさね/芳根)は、母譲りの天才的な演技力を持ちながらも醜い容姿にコンプレックスを抱いて生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナ(土屋)は、美ぼうに恵まれながらも女優として花開かずにいた。そんな2人が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれて出会い、運命の歯車が動き出す。
7月6~14日(現地時間)に開催された「第18回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」。インターナショナルコンペティション部門に出品されていた「累 かさね」は、11日に同映画祭で世界初上映され、愛と狂気を描く刺激的な“ダークシンデレラストーリー”に観客は引き込まれたようだ。14日の上映会に登壇した佐藤監督は、割れんばかりの拍手に感激。「閉会式で、タイトルと僕の名前が呼ばれた時、正直嘘だろうと思い直ぐには立ち上がる事が出来ませんでした。観客賞を頂いたと言う事は、異国の観客にも2人の熱量の高い演技の迫力が届いた証ですね。太鳳ちゃん、京子ちゃん。やったね~! 良かった~!」と思いの丈を述べている。
受賞の一報を受けた土屋は「光栄な賞に胸がいっぱいです!」と興奮しきり。「累もニナも劇中劇の少女達も、自分を受けとめ解き放ってくれる世界を探してるように感じてました。彼女達はきっと、熱い拍手に救われたと思います。心からの感謝をこめて…!」と胸中を吐露。一方の芳根は、「たくさんたくさん情熱を込めて、太鳳ちゃんをはじめとする素敵なキャスト、佐藤監督、スタッフの皆さんと作り上げたこの映画が、海外の映画祭で観客賞という素敵な賞をいただけたということで、累が今、やっとスタートラインに立てたのかな、と喜びと感謝でいっぱいです。1人でも多くの皆さんに『累 かさね』が届きますように!」とコメントを寄せている。
「累 かさね」は、9月7日から全国で公開。