マット・デイモン、世界最強の相場師の伝記映画に主演
2018年7月15日 12:00
[映画.com ニュース] 米俳優マット・デイモンが、世界最強の相場師と呼ばれたマーク・リッチ氏を題材とする伝記映画「The King of Oil(原題)」への出演交渉を行っていると、Deadlineが報じた。
ベルギー出身のリッチ氏は、スイスの商品取引大手グレンコア社の創設者として知られている。1983年にイランとの不正な石油取引でアメリカ検察当局から訴追され、米連邦捜査局の10大指名手配犯に名が挙がった人物。その後、クリントン大統領の特赦により免罪となり、2013年に78歳で死去している。
ユニバーサル・ピクチャーズはこのほど、全米大ヒットの「クワイエット・プレイス」を手がけたジョン・クラシンスキー監督の制作会社サンデー・ナイト・プロダクションズのために、リッチ氏の評伝「キング・オブ・オイル」の映画化権を獲得。現時点では、クラシンスキーはプロデューサーとしての参加だが、自ら監督する可能性もあるという。
ちなみに、マット・デイモン主演の「プロミスト・ランド」では、クラシンスキーは出演だけでなく、デイモンと共同で脚本執筆とプロデューサーを担当。デイモンがプロデューサーを務めた「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でも製作総指揮を担当しており、パートナー関係を築いている。
脚色は「栄光のランナー/1936ベルリン」の脚本家コンビ、ジョー・シュラップネル&アナ・ウォーターハウスが担当する。