「glee」クリス・コルファーのベストセラー小説が待望の日本発売
2018年7月4日 12:00

[映画.com ニュース] 米俳優クリス・コルファーによるファンタジー小説「The Land of Stories」シリーズの邦訳版、第1巻「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」が7月4日に出版された。シリーズ全6巻が順次刊行される。
大ヒットドラマ「glee」(09~15)で俳優デビューしたコルファーは、ゲイの少年カート役で大ブレイクし、2011年にはゴールデングローブ賞で最優秀助演男優賞を受賞。12年に「The Land of Stories」シリーズで小説家デビューを果たし、ベストセラー作家となった。
「The Land of Stories」シリーズは、「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきん」といったおなじみの童話をベースに、童話に込められた生きるためのメッセージを、フィクションを巧みに織り交ぜながら伝える冒険ファンタジー。現在、世界27カ国で出版、あるいは出版が予定されている。一方で、「ナイト・ミュージアム」「メッセージ」のショーン・レビのプロデュースのもと、コルファーの監督・脚本で映画化企画も進行中だ。
物語の主人公は、おばあちゃんにもらった絵本“ザ・ランド・オブ・ストーリーズ”の中に落っこちた双子の兄弟アレックスとコナー。おとぎ話の「幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」の後の世界にやってきたふたりが、元の世界に戻るため、「願いをかなえる呪文」を求め旅に出る。
米デイリー・ニュースでコルファーは、幼少期に母親がおとぎ話を読み聞かせてくれたことが、同シリーズを執筆したきっかけであることを告白。「僕はふたご座だから、いつも2つの思考方法で物を考えてるんだけど、それはありがたくもあり、苦しいものでもあるんだ。主人公のアレックスは、僕のよい面、人を喜ばせるところが出ていて、もう1人の主人公コナーは僕の皮肉っぽいところ、お調子者な面が出ている。2人とも、違う形だけど、まさしく僕なんだ」と、主人公たちが自分の“分身”であることを語っている。
第2巻以降の刊行予定は以下の通り。第2巻「帰ってきた魔女(仮)」は18年10月、第3巻「グリムのおしえ(仮)」は19年1月、第4巻「王国を越えて(仮)」は19年4月、第5巻「コナーの長い冒険(仮)」は19年8月、第6巻「二つの世界の衝突(仮)」は19年11月。
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