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西島秀俊&佐々木蔵之介に危機迫る!実写「空母いぶき」白熱の場面写真お披露目

2018年7月2日 18:15

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西島秀俊&佐々木蔵之介
西島秀俊&佐々木蔵之介
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/ 「空母いぶき」フィルムパートナーズ

[映画.com ニュース] かわぐちかいじ氏による人気漫画を西島秀俊主演、佐々木蔵之介共演で実写映画化する「空母いぶき」の場面写真が、このほど初披露された。防衛大学校時代の同期でありながら、真逆の信念を持つ秋津竜太(西島)と新波歳也(佐々木)が、国家の非常事態に立ち向かう模様をとらえている。

2014年から「ビッグコミック」(小学館刊)で連載を開始し、第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞したほか、累計発行部数300万部を突破した同名漫画を映画化。世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年、日本の最南端沖で、国籍不明の漁船20隻が突然発砲、波留間群島の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走るなか、政府は戦後初の航空機搭載護衛艦「いぶき」を中心とする護衛群艦隊を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分、日本は、かつて経験したことのない1日を迎えることになる。

場面写真は、大型ディスプレイやレーダーがズラリと囲む、いぶき内の戦闘指揮所でのシーンを切り取った。異色の経歴ながらいぶきの初代艦長に抜てきされた秋津と、本来なら自身が就くはずだった艦長の座を逃した新波が、険しい顔つきで並び立つ。平和のためには武力行使も辞さない秋津と、あくまで防衛に徹することを貫く新波。「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」「柘榴坂の仇討」などで知られる若松節朗監督が、切迫した状況下で繰り広げられるギリギリの攻防、男たちの骨太な人間ドラマを紡いでいく。

撮影現場でインタビューに応じた西島は、「秋津は常人にははかり知れない部分を持った人物なので、一つのことが起きたときの周りとのリアクションの違いというものが、かなり大きく出ていると思います」とコメント。一方で「ただ、誰にも見えていない未来を予測して、その瞬間ごとに次の行動を決めていくという役は、演じていて思った以上に自由で楽しくて」とも語り、「そんな秋津に対して、新波を演じる蔵之介さんが人間の気持ちの根っこにあるものを一手に引き受けてくださっているからこそ、僕も安心して羽ばたくことができる。そんな2人の人間ドラマを通して、あらためて戦争のない未来を考えるきっかけになるような作品になったら素晴らしいと思います」と胸中を明かした。

佐々木も、「何よりも“命”というものを念頭に置いて演じています。人命救助を第一に考えれば、今の秋津と新波にとって艦長と副長という立場の違いはあまり問題ではないと思うんです。防大でお互いに切磋琢磨しながら高め合った過去があってこそ現在の2人がいるわけですし、命を助けたいという思いは同じであるはずなので」と役どころの心情に思いを馳せる。そして「西島君は常に先を見ていて物事に動じないところが秋津らしいと思いますね。秋津はあまり言葉を発しない分、新波とともにその目を見ながらいろいろ想像する楽しみがある」といい、「各人の言動に思いを馳せながら、見終わって映画館の外に出たとき、平和であることの意味を感じてもらえたらいいなと思っています」と呼びかけた。

空母いぶき」は、2019年に全国公開予定。

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