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井浦新、初共演・大杉漣さんの“人間臭さ”を語る「大きな宝物いただいた」

2018年6月30日 15:40

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舞台挨拶に立った井浦新
舞台挨拶に立った井浦新

[映画.com ニュース] 井浦新主演のNHK BSプレミアムドラマを再編集した劇場版「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」が6月30日、東京・ポレポレ東中野で公開され、井浦をはじめ共演の戸田菜穂佐野史郎石橋蓮司中島歩、メガホンをとった柳川強監督が舞台挨拶に出席した。

“理不尽な占領”状態だった沖縄返還のため、人生をかけた実在の外交官・千葉一夫の大願成就を描いた今作。“鬼の交渉人”と称された厳格な千葉を演じた井浦は、昨年5、6月に行われた撮影を思い返しながら、「監督の熱い思いで映画バージョンに再編集され、こうやって皆様の前にスクリーンで上映できることは、本当に嬉しく思っています。撮影現場は、ものすごい熱量で過ごした1カ月弱。スクリーンで上映できるのは、ひとえに柳川監督の思い」と感謝を示した。

さらに今作には、故大杉漣さんも出演。初共演となった井浦は、「ワンシーンワンシーンで、たくさんのことを教えてもらいました」といい、「漣さんが僕の前で見せてくれたことは、人間臭い役者のありよう」と語る。大杉さんが湯呑を手にするシーンに触れ、「ご自身のお家で練習されていた湯呑を持ってきて、撮影で実際に使われていた。一発でOKが出ると、その時の漣さんの喜びようと言ったら。ガッツポーズで飛び上がっていて。ゴールを決めて仲間たちと騒ぐように、子どものように喜んでいる姿がなんて人間臭いんだろうと思った」としみじみ明かす。

「芝居って、そうなのかと思う」。そう述べた井浦は、「決めなければいけないシーンで、静かにバシッと決めたらかっこいい。でも、バシッと決めたら、嬉しいよな。後輩の自分に、恥ずかしげもなく出す連さんの姿が素晴らしかった。こんな役者になっていけたらと思った」といい、「言葉ではなく姿で示すことが大事だと教えてもらった。1回きりになってしまいましたが、大きな宝物をいただきました」と万感の思いを込めていた。

また佐野は、「井浦さんと石橋蓮司さんに囲まれて……。まるで若松孝二組のような舞台挨拶」と、2012年に死去した巨匠に思いを馳せる。続けて「もし若松監督が見てくれていたら、すごく喜んでくれていると思う。若松監督が遺作の後に撮ろうとしていた映画は、沖縄が舞台だった。そんな思いが、現場で宿った」と話し、柳川監督は「沖縄での撮影はほぼ曇りだったんですが、1972年の沖縄返還当日は、実は雨だった。新さんが『沖縄の人の涙雨なんですね』と言ってくれて、曇りでも良いんだと思ったことが記憶に残っています」と晴れやかな表情を浮かべた。

返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」は、7月7日から沖縄・桜坂劇場でも公開される。

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