沢尻エリカの瞳に涙… 6年ぶり主演映画が公開「自分の人生で大切な作品」
2018年6月23日 18:22

[映画.com ニュース] 沢尻エリカが約6年ぶりの映画主演を果たした「猫は抱くもの」が6月23日、全国69スクリーンで公開初日を迎え、沢尻をはじめ共演の吉沢亮、峯田和伸、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、メガホンをとった犬童一心監督が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
元アイドルで“アラサー”の沙織(沢尻)と、自分を人間だと信じ込んでいるロシアンブルーのオス猫・良男(吉沢)の日常を描く。この日は、翌24日に58歳の誕生日を迎える犬童監督に対し、バースデーケーキがサプライズプレゼント。キャスト・観客が合唱するバースデーソングがおくられると、犬童監督は「年をとるとあまり誕生日が嬉しくなくなるんですが、沢尻さんたちに祝ってもらえるなら最高に嬉しいです。これを思い出に、余生を過ごせたらなあ」と何度も頭を下げていた。

サプライズの演出はこれだけにとどまらず、犬童監督から沢尻へ、感謝の手紙が寄せられた。作品をけん引した「女性としての強さ」と、その「嘘みたいにかわいい笑顔」を称える温かいメッセージに、しんみり聞き入っていた沢尻は「みんなが『良いものを作ろう』というひとつの思い、役割を持って作り上げた現場。すごく良い時間を、監督と過ごさせていただきました」と声を詰まらせ、「自分の人生のなかで大切な作品になりました」と瞳をうるませる。犬童監督は「もっと映画に出てよ。沢尻さんは、みんなで何かをすることが、基本的に好きだよね。そういうことがよくわかった」と期待を込め、峯田も「こんなに幸福な現場、ないですよ」と現場の心地いい雰囲気に思いを馳せていた。
また、主人公を見守る猫に扮した吉沢。「(沢尻は)本当に素敵な女優さん」としたうえで、「飼い主とペットという距離感を人間同士で演じるから、それこそ普通の恋人より、距離感が近いんです。クランクインする前に2週間くらいの稽古期間があり、そこで『はじめまして』。猫なので僕から近づいていくことが多いんですが、距離感を嫌がられたらどうしよう、という不安がありました」と振り返る。それでも「沢尻さんがすごく受け入れてくれている」と感じた瞬間があったそうで、「完全に僕を見ている目が、ペットを見ている目だった。受け入れてくれた安心感があり、甘えっぱなしでした」と目を細めていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映