渋谷からストリートアート映画4作品を発信!「シネグラvol.1」7月から開催
2018年6月21日 17:00
[映画.com ニュース] 渋谷から様々なエンタテインメントやカルチャーを発信し続けるパルコが企画するストリートアートムービーセレクション「SHIBUYA CINEMATIC GRAFFITI vol.1」が7月28日から開催されることが発表された。
パルコがシブヤカルチャーをつなぐ新企画として、めまぐるしく変わっていく街“渋谷”をカルチャーの発信の地ととらえ、変わらない名作や最新作、新旧の話題作を渋谷の劇場で上映。映画だけでなく、音楽、アート、ファッション、ダンスなどすべてのカルチャーを楽しめる作品がセレクトされた。
「シネグラvol.1」では4作品をラインナップ。トップランナーは、決して素顔を明かさない謎の覆面グラフィティアーティスト、バンクシーの初監督ドキュメンタリー「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(10)。アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた作品で、シネクイントで7月28日から1週間限定でレイトショー上映される。
続いては、バンクシーがパレスチナとイスラエルを分断する壁に描いた絵から、芸術の著作問題に迫った新作ドキュメンタリー「バンクシーを盗んだ男」(18)が、8月4日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。世界を挑発しつづけるバンクシーと、彼のアートが放つ魅力と影響力に肉薄する作品で、ミュージシャンのイギー・ポップがナレーションを務めた。
その後も、1982年のニューヨーク・サウスブロンクスを舞台に1人のグラフィティアーティストを追い、ヒップホップカルチャーを世界に広めるきっかけにもなったと言われる名作ドキュメンタリー「ワイルド・スタイル」(82)が、シネクイントで9月15日から1週間限定でレイトショー上映。フィナーレを飾るのは、88年に27歳の若さで死去したジャン=ミシェル・バスキアが時代の寵児となる直前に撮影した唯一の主演映画「DOWNTOWN81」。19歳の若き天才の姿が、01年の日本初公開以来17年ぶりにスクリーンによみがえる。同作は9月22日からシネクイントで限定公開される。