あの傑作から18年「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」本編映像公開
2018年6月15日 17:00

[映画.com ニュース] アメリカのギタリスト、ライ・クーダーが、キューバの老ミュージシャンたちを集結させたビッグバンド“ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”の姿に迫ったビム・ベンダース監督によるドキュメンタリーから18年、現メンバーでの最後のツアーを追った新たなドキュメンタリー、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」の本編映像が公開された。
年月を経て「最後のステージ」を意識し、「アディオス(さよなら)世界ツアー」決めたメンバーたちが、50年以上キューバと国交を断絶してきたアメリカでの初公演に向かう姿をとらえたのが、このほど公開された本編シーン。世界中で歌ってきた伝説のディーバ、オマーラ・ポルトゥオンドが「特別な日よ。初めての公演だもの。今までチャンスがなかったの」と緊張を語る姿や、80歳を超えるトランペット奏者マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバールがバンド付きの医師に血圧を測定される姿などが映し出される。さらには祖父グアヒーロを師とあおぎ、同じトランペット奏者となった孫が、祖父のチャーミングなエピソードも披露している。
映像の終盤では、バンドの生みの親とも言えるクーダーとの再会の様子も網羅。いよいよ迎えるアメリカツアー最終章への期待が高まる内容となっている。
第72回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録した「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を手掛けたベンダース監督が製作総指揮を務め、「カウントダウンZERO」のルーシー・ウォーカー監督がメガホン。グラミー賞にも輝いたメンバーたちの人生の軌跡に迫っていく。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」は、7月20日から全国順次公開。
(C)2017 Broad Green Pictures LLC
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