救援到着まで52時間!? 「ALONE」サバイバル開始を告げる約4分間の本編映像公開
2018年6月14日 12:00
[映画.com ニュース] 「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマーが、砂漠の地雷原に迷い込んだ兵士を演じるシチュエーションスリラー、「ALONE アローン」の約4分間に及ぶ本編映像が公開された。地雷を踏んでしまい一歩も動けなくなった主人公・マイクが、援軍が到着するまで52時間掛かると聞く、「絶望」の幕開けとなるシーンだ。
地雷の爆発で相棒を失い、残された装備をたぐり寄せて、なんとか本部指揮官とのコンタクトに成功するマイク。地雷を踏んで動くことができなくなった自らの窮状を伝えるが、指揮官は「砂嵐のせいでヘリは使えない」「(援軍が到着するのは)うまくいけば52時間後」といたって事務的に返答する。「“誰も置き去りにしない”が米軍の方針では?」といら立つマイクに、指揮官は無情にも、最終手段として、「シューマン作戦」と呼ばれる「手足の一部を失うことはあっても命だけは助かる」方法を実行しろと伝える。
マイクの長時間にわたるサバイバルの開始を伝えるひと幕だが、必死に交信するマイクを映し出す一方で、ここが広大な砂漠で、周りには何もないということが分かるカットが何度も挿入される。自然の猛威が襲い来るだけでなく、自身が抱えている問題やトラウマに向き合うことにもなるマイクの運命がどうなるのか、否が応でも緊迫感が高まる内容となっている。
ハマーはマイクが陥ってしまう状況について、「マイクは物理的に身動きが取れないでいるけど、これは彼自身が感情の中で身動きが取れなくなっていることを象徴していて、この状況を通じて彼の人生に起きたことすべてを再び体験させるんだ」と発言。「マイクは自分が何をしているのかも分からない。迷子になってしまっている。自分がどこにいるか分からないという状況が、彼の人生そのものを象徴しているんだよ。どこか分からない広大なこの地で、脱する方法が分からないんだ」と、本作の本当のテーマについても明かしている。
「ALONE アローン」は、6月16日から全国公開。
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