ミシュラン三ツ星シェフを魅了した“和食の世界”に迫るドキュメンタリー、9月公開
2018年5月24日 10:00
[映画.com ニュース] 第67回ベルリン国際映画祭で公式上映されたドキュメンタリー「SOUL」が、「世界が愛した料理人」の邦題で9月から日本公開されることが決定。あわせて、「すきやばし次郎」「アスルメンディ」「サンパウ」といったミシュラン星付きレストランの料理が並ぶ本ビジュアルを、映画.comが先行入手した。
本作は、スペイン史上最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人エネコ・アチャが“究極の食”を求めるさまをとらえたドキュメンタリー。アチャが、料理の真髄、魂とは何かを知るために、ドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」で知られる高級すし店「すきやばし次郎」をはじめとする日本の名店を巡っていく。
スペイン・バスク州ビルバオ近郊の名店「アスルメンディ」をプロデュースする料理人アチャ。2015年に米エリートトラベラー誌が選ぶ世界のベストレストラン100の第1位に選ばれ、その環境に考慮して生み出される華麗な料理を求めて、世界中から顧客が集まっている。17年には、ニュースタイルのバスクレストラン「エネコ東京」を六本木にオープン。“真の料理”を極めようとするアチャが、最高の料理に必要なもの、料理に込めるべき魂とは何かを求め、辿り着いたのは日本が誇る“和食”だった。
劇中では「すきやばし次郎」の店主で世界最年長の三ツ星シェフ・小野二郎に加え、多数の有名料理人が登場。「ラサルテ」のマルティン・ベラサテギ、「サンパウ」のカルメ・ルスカイェーダ、ジョエル・ロブションのほか、日本料理の名店「壬生」の石田廣義と石田登美子、「龍吟」の山本征治が出演している。
「世界が愛した料理人」は、9月から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。