クリストファー・ノーラン監督「2001年宇宙の旅」70ミリフィルム版を監修
2018年5月7日 16:00
[映画.com ニュース] フィルム撮影にこだわることで知られるクリストファー・ノーラン監督(「ダンケルク」)が、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」(スタンリー・キューブリック監督)のリバイバル上映版を監修したことが明らかになった。
米ワーナー・ブラザースは5月12日(現地時間)、「2001年宇宙の旅」の公開50周年を記念した70ミリフィルム版を、カンヌ国際映画祭でプレミア上映する。70ミリフィルムで上映されるのは、1968年のオリジナル上映以来初めてで、デジタルで画質を補正するレストアを一切行っていないのが特徴だ。
カメラで撮影されたネガから70ミリフィルムにプリントされているそうで、ノーラン監督は「デジタルのトリックや、リマスターされたエフェクト、修正のための編集はいっさいありません。50年前に観客が体験した映画事件を再現した、レストアされていない映画なのです」と明かしている。
ノーラン監督は幼少期にもっとも影響を受けた作品として同作を挙げており、「インターステラー」はそのオマージュの要素を含んでいる。なお、50周年記念70ミリフィルム版はカンヌ国際映画祭でお披露目されたあと、アメリカでも上映される予定だ。