筋トレ、講義、猛吹雪――櫻井翔&広瀬すず&福士蒼汰が語る「ラプラスの魔女」のキーワード
2018年5月5日 18:30
[映画.com ニュース] 「嵐」の櫻井翔が主演し、広瀬すず&福士蒼汰の豪華共演で東野圭吾氏の小説を映画化した「ラプラスの魔女」が、5月4日に全国公開を迎えた。櫻井は地球化学の研究者・青江修介、広瀬は魔女のように未来を予知する女性・羽原円華、福士は円華が追う失踪した男性・甘粕謙人に扮し、鬼才・三池崇史監督とのタッグに臨んだ。撮影現場のキーワードは、「筋トレ」「講義」「猛吹雪」――。(取材・文/編集部)
2つの不審死が連続して発生した。それぞれの現場は遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも“自然現象下での硫化水素中毒死”、しかも死亡した2人は知人同士だった。調査を依頼された地球化学者・青江(櫻井)は、「ありえない」と事件性そのものを否定するが、現場で“直後に発生する自然現象”を言い当ててみせた謎の女性・円華(広瀬)と出会う。失踪した男性・謙人(福士)を探す円華と行動をともにするうちに、青江は新たに起きた第三の事件へと巻き込まれていく。
三池監督とのタッグは、櫻井が「約10年ぶり」、広瀬が「初めて」、福士が「3作立て続け」。2008年に撮影された「ヤッターマン」以来となった櫻井は、「後半に、木が倒れてきて、僕がダイブして避けるシーンがあります。監督とプロデューサーとCGチームが『ヤッターマン』と同じ方々なんですけど、ダイブした後に顔を上げたら、ふとみんなと目が合って。『これ、ヤッターマンでも撮ったね』と、言葉ではなくアイコンタクトで会話していました。そのことが楽しかったし、嬉しかったですね」と振り返る。
また3人は、撮影の合間には筋力トレーニングに励んでいた。広瀬が“トレーナー”となり、櫻井と福士が“プレイヤー”となる、その名も「広瀬ズ・ブートキャンプ」。櫻井は「私も2時間とか3時間、コンサートをやっているわけですよ。福士くんも武術をやっているわけですよ。でも、それをはるかに凌駕する広瀬すずの体力。もう魔女ですよ。なんなんだ」と目を見開き、そのハードさには「僕なんか汗だくになっちゃって」と苦笑を浮かべる。
続けて「クライマックスシーンの合間にもトレーニングしていたら、僕の汗が引かなくなっちゃって、30半ばにして、汗を現場に待たれるという、スタッフからしたら地獄のような時間を過ごしました(笑)」と櫻井。「私のミスです」(広瀬)、「先生は大丈夫です。僕の手違いでした」(櫻井)とフォローしあう様子に、ほどほどに参加していたという福士は「良い関係性ですよね。このプレイヤーは伸びる、良いコーチついたから、と思っていました(笑)」と愉快そうに話した。
初共演ながらも、和気あいあいと撮影を進めた3人。お互いに、どんな印象を持ったのだろうか。広瀬は「櫻井さんは、毎日現場で新聞を読まれていたんです。私が『この事件、どういうことですか』と聞いたら、ブワーッと答えてくれて。『NEWS ZERO』を見ている気になりました」と振り返り、一同を笑わせる。福士は「櫻井さんの講義シーンは、やはり説得力が違いました。ご自身の言葉で話されていると、すごく感じていました」と最敬礼。櫻井演じる青江が、地球化学の難解な理論を学生たちに講義するシーンだ。
櫻井「あ、本当に? 僕、セリフの意味、全然わかってなかったよ。ひたすら頭にセリフを叩き込んで、どういう意味だろう、と思っていた」
福士&広瀬「そんなこと、聞きたくないです(笑)!」
櫻井「2人の印象で言うと、カメラの前に立った時、ハッとさせられる瞬間が数多くありました。大人っぽかったり、悲哀を感じたり、“ぽくない表情”をたくさん見ましたね」
さらに冒頭の雪山のシーンでは、櫻井が猛吹雪を呼ぶという“魔力”を発揮させた。撮影が中断したそうで、櫻井は「『嵐にしやがれ』という番組でも、僕がロケに行く度に猛吹雪で、ホワイトアウト状態になるんです。スタッフには『エルサ櫻井』とあだ名を付けられ、いじられています」と前置きし、「今作のクランクイン2、3日目。すずちゃんと2人で、ロケバスで待機していました。降っていた雪が止んだら声をかけてもらい、現場に向かうんですが、『お願いします』と言われて行くと、またブワーッと雪が降り始めた(笑)。もう1回車に戻り、また呼ばれて行くと、また雪が降り出した。あの日は本当に、心が痛かったですよ」と肩を落としていた。
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