ソル・ギョング&イム・シワンは友情を超えた関係?「名もなき野良犬の輪舞」メイキング入手
2018年5月4日 13:00

[映画.com ニュース]第70回カンヌ国際映画祭特別招待作品として上映された「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」のメイキング映像を、映画.comが先行入手した。撮影風景をとらえた映像に加え、主演のソル・ギョング、若手注目株のイム・シワン、メガホンをとったビョン・ソンヒョン監督らのインタビューで構成されている。
犯罪組織のトップに成り上がるという野望を抱く受刑者ジェホ(ソル)は、刑務所へ入所してきた野心的な新入り・ヒョンス(イム)と出会う。周囲の人間を誰も信じずに生きてきたジェホだったが、自らの危機を救ってくれたヒョンスを信頼し、彼と一緒に働くことを決意。チームを組んで犯罪組織を乗っ取ろうとするが、ある真実が露呈したことにより、2人の関係性は徐々に変化していく。第70回カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに、第54回大鐘賞映画祭、第37回韓国映画評論家協会賞、第37回青龍映画賞など、韓国の主要映画賞で高評価を獲得した。
お披露目されたメイキング映像では、ソルが初タッグとなったビョン監督について「一体何者かと好奇心がはたらいた。だから信じてやってみようと」と厚い信頼を寄せ、イムは「パッと見たときに他の映画と画が違いました」と完成した作品を絶賛する。劇中では、ジェホとヒョンスの関係性が見どころのひとつだ。「イム・シワンとは友情を超えた関係?」「私よりも大人な面があって自分の演技に対して熱心です」(ソル)、「実際にとても信頼し頼れる兄貴です」(イム)という発言から、ソルとイムが世代を超えて、固い絆を築き上げたことが垣間見える。
長編3作目となるビョン監督は「韓国では見慣れないノワールを見せたかった」という。「シナリオより絵コンテに力を入れました」と語り、実際に使用されていた「マンガのような絵コンテ」を披露。ロケーションや美術に関しても「むしろリアリティーから離れてみようと思いました。そうすることで他の作品と差別化できる」とこだわり抜いた。ソンは、細部にまで意匠の凝らされた本作を「これまで出演した作品で一番スタイリッシュ」「映画らしい映画ができたと思います」と評している。
「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」は、5月5日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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