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カンヌ受賞作主演がきっかけ、50歳でハリウッド進出 「ザ・スクエア」クレス・バングインタビュー映像

2018年4月20日 16:00

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「ザ・スクエア」主演クレス・バング
「ザ・スクエア」主演クレス・バング
(C)2017 Plattform Prodtion AB / Societe Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

[映画.com ニュース]第70回カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したリューベン・オストルンド監督作「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に主演し、本作をきっかけにヒット作「ドラゴン・タトゥーの女」続編のメインキャストに抜擢されたデンマーク出身のクレス・バングが作品を語るインタビュー映像が公開された。

映画は、美術界で成功を収めた主人公がさまざまなトラブルに見舞われる様子をユーモラスに描いた風刺劇。いぶし銀の色気でエリートキュレーターを熱演した本作をきっかけに、50歳でハリウッド進出が決まったバング。同じくデンマーク出身で、40代後半で大ブレイクした第2のマッツ・ミケルセンとの呼び声も高い。

このほど公開された映像では、自身が演じた主人公のクリスティアンについて、「私にとってクリスティアンは、自分の世界に浸る理想主義の男だと思う。なぜなら、自分の立派な考えに行動が伴っていないからだ。彼の私生活は、美術館で顧客に向けてスピーチした立派な行為とはかなりかけ離れている」と鋭く分析。

オストルンド監督作品への出演は今回が初だが、「役者が自由に演じられるように監督は任せてくれたけど、何か明確なイメージをはっきりと求めていることが理解できた」とそのスタンスを称賛する。「監督が思いつかないことを私が考え出してそれを伝えると、喜んで取り入れてくれたりもした。撮影中も、監督が新しい案を気に入ると意見を取り入れて脚本を書き直していたよ」と撮影現場の裏側に言及している。

ザ・スクエア 思いやりの聖域」は、4月28日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、立川シネマシティほか全国で順次公開。

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