「パシフィック・リム」スコット・イーストウッド、イェーガーの乗り心地は?
2018年4月20日 15:30
[映画.com ニュース]世界的ヒットを記録した人気作の続編「パシフィック・リム アップライジング」(公開中)で、人類が発明した兵器イェーガーに乗り込み、巨大生命体KAIJUと激闘を繰り広げる敏腕パイロットを熱演したスコット・イーストウッドが来日。同作の舞台裏を語った。
前作を手がけたオスカー監督ギレルモ・デル・トロが製作を担当し、Netflixドラマ「デアデビル」が人気を博すスティーブン・S・ナイト監督がメガホンをとった本作。イーストウッドは、主人公ジェイク(ジョン・ボイエガ)のライバルであり、やがて共にイェーガーを操縦し、お互いの命を預ける“相棒”となるネイトに扮している。
本作では“次世代”をテーマに、新たなキャラクターが進化したKAIJUに立ち向かっていくさまが描かれる。よりエネルギッシュな若々しさが付加された印象だが、その分撮影は苛烈を極めた。「(アクションが激しすぎて)“いま、自分は一体どうなっているんだろう”とフラフラになることも結構あって、『ここ見て!』と言われても何があるのか分からないくらい(笑)」と振り返ったイーストウッドは、「ジョン(・ボイエガ)と2人で『俺たち、正しいことをしているのかな……』となることも多かった。アクションシーンに関しては、ダンスのようにしっかりと振り付けが用意されていて、スタントチームが計算して作り上げてくれたパンチや、さまざまな動きをちゃんと体に入れて一緒に行ったんだ」とパイロットとして生きた日々を振り返る。
本作の主人公ジェイクは、前作の主要キャラクターである父スタッカー(イドリス・エルバ)の威光に苦しみ1度はパイロットの道を捨てたものの、人類の危機に立ち上がる。ジェイクが真のヒーローになる“アシスト”を行うのが、イーストウッド演じるネイトだ。「ある種メンター(指導者)的な役ではないかと思う」と自身の役どころを解説したイーストウッドは、「ネイトは、“名誉とは何か”“正しいことをするべき”“最後まで戦う”といった大事なことを象徴しているキャラクターで、“その場を逃げ出すようなことは決してしてはいけない”“傷つけられても人は許すべき”だということを指し示してくれる。そして、何かがあっても人を許し、前に進み、力を合わせて戦わなければならないんだと教えてくれているんだ」と続ける。
「ネイトは僕自身より断然厳格だよ!」と笑うが、自身も「毎日気をつけているのが、この業界で仕事ができることがいかに幸運なことかちゃんと思い出すこと。僕は長年バーテンダー、バレエ、それから工事現場でも仕事をしてきた。僕は映画業界で若いときから仕事してきたわけじゃなかったけれど、素晴らしい友人や家族に恵まれたんだ。僕の価値観は、正しいことをすること、他人に対して親切であること、謙虚であること、そして仕事の労を惜しまないこと。こういったことを家族に教えられて育ったと思っているよ」と職務への真剣な姿勢は同じ。
プライベートでは日本をよく訪れ、明るいキャラクターでファンを喜ばせているが、「日本の人々からすごくインスピレーションを受けているんだ。誰もがお互いに敬意を持っているし、日本の皆さんが持っている技術や、食、建築物といった多くのものにも誇りを感じる。とても清潔で、自分の街で生きることを誇りに思っているというのが、本当に心から素晴らしいなと思う。アメリカ人としてそういう資質をぜひ持ち帰りたいと感じるよ」と日本愛を語った。
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