中山美穂、同い年の新垣隆氏とバンド結成!?「さっき楽屋で決まりました」
2018年4月13日 06:00
[映画.com ニュース] 中山美穂が約5年ぶりに映画主演を務めたラブストーリー「蝶の眠り」のプレミア上映会が4月12日、東京・角川シネマ新宿で行われ、中山をはじめ共演の石橋杏奈、勝村政信、永瀬正敏、音楽監督を務めた新垣隆氏、メガホンをとったチョン・ジェウン監督が舞台挨拶に出席した。
「子猫をお願い」などで知られる韓国屈指の女性映画監督チョンが、監督・脚本を手がけた今作。仏女流作家と38歳年下の愛人との関係を描いた映画「デュラス 愛の最終章」に着想を得たオリジナル作品で、アルツハイマー病に侵された女性作家(中山)と、韓国人留学生(キム・ジェウク)の年の差純愛を描いた。
難役に挑んだ中山だが、出演を決めた背景を「監督からとても長い“ラブレター”を頂いて、どうして私を選んだのか、(中山が主演した映画)『Love Letter』がどれだけ好きかが日本語で書かれてたんです。感動しました」と明かす。チョン監督は「韓国で日本映画というと、真っ先に『Love Letter』。日本の女優さんというと真っ先に中山美穂さんなんです。絶対的な人気があります」と述べ、「シナリオを書くなかで『誰が主人公に』と考えたときに、中山さんしか浮かびませんでした」と応じていた。
また、30年来の仲だという中山と永瀬。中山は「台本を見ると永瀬くんの名前があって、連絡してみたら『美穂だから出るんだよ』と。ありがたいと思いました」と笑顔で、永瀬も「永瀬くん、とは普段呼ばれませんけどね(笑)。対外的な呼び方。ずいぶん昔から知っている仲間で、彼女が主役ということで『ぜひ』」と語る。続けて中山が「私は親友と思っているんですけど、全然連絡とっていないし、ごはんも行っていないね」と話せば、永瀬も「若い頃はみんなでしょっちゅう集まっていた仲間ですが、ご無沙汰で。お互い大人になった。『お久しぶりです』」と、劇中のセリフを絡めて笑い合っていた。
ゴーストライター騒動で世間の耳目を集めた新垣氏は、今作で劇映画の音楽監督に初挑戦。「憧れの仕事でした」と感激の面持ちで、「作品の持つ時間の流れを感じることが一番大事。皆さんのやりとり、包み込む風景、本棚などと同等にあるような音楽を目指しました」と説明した。
さらに、MCから「中山さんと新垣さんは同年(1970年)生まれなんですよね」と問いかけられると、勝村は「嘘でしょ!?」と口をあんぐり。当の新垣氏は「そうなんです。同い年なんです。みなさん、私のほうが若いと思っていたでしょう」と静かなトーンでボケを放り込み、中山は大笑いだ。なおも新垣氏が「すみません。こんなこと言って、もう口をきいてもらえないのでは。みんなのアイドルでいらっしゃる中山さんですので……」と消え入るような声でつぶやくと、中山は「今度、新垣さんがやっていらっしゃるバンドに、私が(ボーカルで)参加させていただくこと、さっき楽屋で決まったんですよ」と告白し、場内を驚かせていた。
「蝶の眠り」は5月12日から角川シネマ新宿ほか全国で公開。
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