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斎藤工が、高良健吾が、“僕たちの青春”薬師丸ひろ子を語る

2018年4月9日 13:00

アカペラで「Woman“Wの悲劇”より」を 熱唱するサプライズも「今度は愛妻家」

アカペラで「Woman“Wの悲劇”より」を
熱唱するサプライズも
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[映画.com ニュース] くまもと復興映画祭2日目となる4月7日、特集上映として薬師丸ひろ子主演の映画「メイン・テーマ」と「Wの悲劇」が35ミリフィルムで上映され、2作品の上映の間には「僕たちの中の青春映画」と題したトークショーが開催された。主演女優の薬師丸ひろ子斎藤工高良健吾遠藤茂行プロデューサー、行定勲監督が登壇した。

ディレクターである行定監督にゆかりのある映画人を特集上映する同企画は、同映画祭の魅力のひとつだ。今年は「今度は愛妻家」でタッグを組んだ薬師丸ひろ子を特集する。行定監督にとって「薬師丸ひろ子の映画は、私の青春そのもの」。今回は「とにかく主人公・小笠原しぶきの甘く苦い恋愛の感情が忘れられない。尊敬する森田芳光監督のウィットに富んだ演出と薬師丸ひろ子の永遠の輝きを見て欲しい」と、行定監督の熱い希望によって「メイン・テーマ」を題材に“僕たちの”青春映画について語り合った。

行定監督と薬師丸も観客と一緒に映画を鑑賞。当時、3~4回劇場に見に行ったという行定監督は、約33年ぶりの鑑賞となり、「10代の頃に見たときは、分かりたくて、何度も見るうちに段々と分かるようになったけれど、その分、頭にもの凄くこびりついている。ある種のトラウマです。今日、見て改めて思ったのは、こんなにもドロドロとした大人の男女関係の話を、薬師丸ひろ子にやらせていたのかと。また、森田監督はあんなに自由に作っているけれど、ラブストーリーが描かれる瞬間にキュンとさせられました」。かつて抱いた感覚、感情がよみがえったと興奮ぎみに話した。


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薬師丸も「理解しきれない、とても不思議な映画だったので、森田監督は何を描きたかったのかを感じてみたいと思い、みなさんと一緒に見ました」と言う。そして森田監督の演出について振り返った。

「小笠原しぶきというヒロインを演じるにあたり、森田監督からは、リアルな人にならないでほしい、ちょっと浮遊している女の子、可愛い女の子を作ってほしいと言われたことを思い出しました。そのキャラクターは、朝昼晩にどんなものを食べているのか、歯みがきのときはどんな歯磨き粉を使っているのかなど細部にわたって外側からアプローチしていく。それが森田監督でした」

セーラー服と機関銃」以降、薬師丸が出演する映画のほとんどに携わってきたプロデューサーの遠藤は、彼女の人気がどれだけ凄かったのかが分かる秘話を語った。


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「今では当たり前ですが、テレビスポットもキャンペーンで全国を回るというのも、当時の映画宣伝では新風でした。『セーラー服と機関銃』のキャンペーンのとき、薬師丸さんが主題歌を歌ったことによって、その人気は全国区で大爆発。公開キャンペーン2日目の大阪の舞台挨拶で人があふれてしまい、パニックになる危険性があったので、梅田東映、道頓堀東映、京都大宮東映、3館の上映が中止になりました」。伝説的なエピソードだ。

トークショーの途中からは、斎藤と高良も参加。斎藤は「探偵物語」のリメイク(8日放送)に出演していることから、ドラマの撮影前にオリジナルを見返したそうで「薬師丸さんがものすごく可愛すぎて、最後の松田優作さんのキスに、すさまじい嫉妬を覚えました」と告白すると、高良も大きく同意。さらに高良は「僕が、映画やこの世界に興味を持ったのは中学校2年の時に見た『私立探偵 濱マイク』でした。熊本では『濱マイク』の後の番組が『木更津キャッツアイ』で、その2時間は僕にとってとても贅沢な時間。その『木更津キャッツアイ』で薬師丸さんの演じていた美礼先生が僕にとっての青春です」。それぞれの青春を語った。そしてトークショーの終わりには、薬師丸がアカペラで「Woman“Wの悲劇”より」を熱唱するサプライズがあり、観客はその声に酔いしれていた。

(映画.com速報)
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