武田玲奈「人狼ゲーム」はロケ先と宿泊先が同じできつかった

本格派女優の登竜門として高い注目を集め、原作小説＆コミカライズがシリーズ累計135万部を突破した人気シリーズの新章。クラスメイト10人で殺し合う“人狼ゲーム”に強制参加させられたヒロインがゲームを終わらせるために最後のゲームに挑む。

映画「暗殺教室」、ドラマ「マジで航海してます。」、NOVAのCMに出演するなど多数のメディアで絶大な人気を誇る武田は、満席の客席を見て「こんなにたくさん来てくださって、すごくすごくうれしい。撮影は年末だったので、懐かしいというか、やっと初日を迎えられた、という気持ちです」と挨拶。シリーズでは桜庭ななみ、土屋太鳳らを輩出してきたが、「私で7代目。私も続いていくことができるのか、プレッシャーはありました。撮影場所と宿泊場所が同じ。部屋のドアを開けると、撮影していたという感じだったので、後半がきつかった」と振り返った。

本作はドラマ版から続く物語になっており、撮影は約1カ月半にも及んだ。綾部監督は「スタッフもキャストも同じ場所に泊まっていた。遅刻する心配はないんですけども、オンとオフの切り替えが大変だったと思う。殺し合い（の撮影を）した後に、そこで寝てくださいと言われても、心が休まらなかったのでは。とにかく、集中しなさい、と言っていました」と話した。

グラビアクイーンとして注目の小倉優香は「（キャストの）役への姿勢、思いが刺激になりました。自分にできる自信がまったくなく、できないできない、という思いの中でやっていました。（演じた）亜利沙は（上野優華演じる）ルナのことが大嫌いだったけども、（上野とは）部屋は一緒だった。切り替えをちゃんとしなきゃ、と思っていました」。一方の上野優華は「亜利沙に対しては、むかつくなと思っていましたけども、（部屋が一緒だったことで）逆に切り替えられた。みんなで人狼ゲームをしていたこともありました。（劇中とは違って）殺さなくていいから、ワイワイしながら、でしたね」と振り返った。

舞台上は、キャスト全員で「人狼ゲーム」を実施。武田と小倉が“人狼カード”を引き当てたが、見事な芝居で騙しきり、勝利。負けたキャストは世界一苦いと言われる苦丁茶を飲まされ、顔を歪ませていた。