井浦新主演!横尾初喜監督、故郷・長崎で新作「こはく」クランクイン
2018年3月27日 13:00

[映画.com ニュース] 昨年「ゆらり」で劇場映画を初監督した横尾初喜が、故郷の長崎県を舞台に撮影する最新作「こはく」が本日3月27日、長崎電気軌道・蛍茶屋駅車庫でクランクイン。主人公を井浦新が演じることが発表された。
「こはく」は横尾監督自身の幼少期の実体験を元に、父を探す主人公と兄、その母をめぐる家族愛をテーマにした作品。現在公開中の「ニワトリ★スター」ほか主演作の公開が続いている井浦は、本作で幼少期に両親の離婚により心に深い傷を負い、別れた父の姿を負い続ける主人公を演じる。脚本はドラマ「相棒」、映画「つむぐもの」などの守口悠介が手がけた。
井浦は「クランクインをしてようやく横尾組の空気にふれましたが、温かい現場だなと感じています。今回、自分がいただいた広永亮太という役を通して、自分の家族について、大事なことについて、そして自分自身について、もう一度向き合って、見直して、許せるようになって、自分もしっかりと感じとっていきたいと思っています」とコメントしている。

長崎市・佐世保市を中心に、長崎県内で約2週間撮影が行われ、400人以上の中から選ばれた市民キャスト17人が出演するほか、多数の県民エキストラも出演。4月1日には佐世保市島瀬公園に800人の市民エキストラ(現在募集中)を集めての撮影も予定しており、県内の多くのボランティアの協力を得て撮影していく。
横尾監督は今年1月に行われた製作発表記者会見に合わせ、「人は悲しみを知り、強く・優しくなれる。主人公が心の奥底に流れる自分自身の感情に気づいた時、また一つ、人として優しくなれるのではないでしょうか。40歳を前に感じるものすべてをこの作品に注いでいきます」とコメントを寄せている。2019年の公開を予定している。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント