吉川晃司、セリフ無しの難役に挑戦!「黒書院の六兵衛」ドラマ化
2018年3月26日 13:00

[映画.com ニュース] 巨匠・浅田次郎の小説「黒書院の六兵衛」が、WOWOWで連続ドラマ化されることがわかった。主演の吉川晃司が、全編に渡ってセリフのない難役を演じ、上地雄輔と共演する。
原作は、日本経済新聞で連載された時代小説。江戸城無血開城の史実をベースに、一切口を利かぬまま江戸城内に居座り続ける将軍直属の御書院番士・的矢六兵衛(吉川)と、官軍側の尾張藩から六兵衛排除の任を負わされた下級藩士・加倉井隼人(上地)との交情を描く。
慶応4年、幕府と新政府の談判が成り、江戸城は不戦開城と決したものの、城内にはてこでも動かぬ旗本・六兵衛がいた。西郷隆盛と勝海舟の約束により、城内での悶着は厳禁なため、力ずくでは六兵衛を退去させられない。居座りの意図を探る加倉井は、六兵衛が偽者であることを知り、ますます混乱する。しかし、しばらく時を過ごすうちに、古式ゆかしい貫禄でたたずむ六兵衛に共感を覚える。天皇入城が迫るなか、加倉井はどう手を打つのか? そして六兵衛の居座りの理由とは――。「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(6月8日公開)の李闘士男が監督を務める。
原作と脚本を読んだ吉川は、「何百年と続いた武士の魂や覚悟というものを、この不動無言の的矢六兵衛という特異なキャラクターに背負わせた。その切り口、発想が非常に面白いと思いましたと」とコメント。「ステージでも演技でも普段は動き回っている自分が、今回はセリフもなく動きも最低限。辛抱と受け身の極みをやる。これは大きな賭けだと思いました」と話し、無駄の無い身のこなしを習得するため、弓馬術礼法小笠原流の稽古に励んでいるという。
上地は、「少しでもその作品の力になれるように、その役に自分の魂を全て捧ごうと思いました」と話しつつも、加倉井役に「大変なものを引き受けたなと思いました」と本音を吐露。吉川も、「相方となる上地くんの苦労も相当なものだと思います。なにせ、喋らない自分の分までセリフを背負わせているので。もはや落語の域ですね。心のなかで常に旗を振って感謝応援しています」とエールを送っている。
「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」は、WOWOWプライムで7月から放送予定(全6話/第1話無料放送)。
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