ホン・サンス×「お嬢さん」キム・ミニのカンヌコンペ出品作が初夏公開
2018年2月26日 17:00
[映画.com ニュース] 昨年の第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、名匠ホン・サンス監督最新作「The Day After」(原題)が、「それから」の邦題で初夏公開されることが決定した。
カンヌ、ベネチア、ベルリンのほか世界の国際映画祭で絶賛されてきた名匠ホン・サンスと、「お嬢さん」で注目を集めたキム・ミニのタッグ作。カンヌ映画祭の公式記者会見で「僕にたくさんのインスピレーションをくれる人」とキム・ミニに賛辞を贈り、世界中から監督と女優の幸せな関係に改めて熱い視線が注がれた。
ホン・サンス監督が、家に帰りたくない男の生活を観察したことから生まれたまれた本作は、男と女のおかしみを俯瞰の視点で描きだす。小さな出版社に勤めることになったアルム(キム・ミニ)が、社長とその妻と愛人との間で起こるおもわぬ騒動に巻きこまれるドラマ。
妻に浮気を疑われ、窮地に立たされている男が経営する出版社に勤めることになったアルム。初日早々、 社長の妻がやってきて、アルムを夫の不倫相手と決めつけ騒ぎ立てる。同じ日の夜、前任者であり社長の愛人であった女がひょっこり戻ってくる。
「それから」は、2018年初夏、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。