「ニャッキ!」作者と東京藝大卒業生らによる立体アニメーション展が横浜で開催
2018年2月25日 08:00

[映画.com ニュース]NHKEテレ「ニャッキ!」で知られるアニメーションディレクターで、東京藝術大学教授の伊藤有壱氏が企画する映像アート展「ストップモーション アニミズム(STOP MOTION ANIMISM)展」が、3月4日から横浜市のFEI ART MUSEUMで開催される。
第89回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた「ぼくの名前はズッキーニ」(公開中)や、今年のベルリン映画祭でお披露目されたウェス・アンダーソン監督最新作「犬ヶ島」など、映画界で話題を集めるストップモーションアニメーションの現在にスポットを当てた展覧会。伊藤氏の作品と、2008年にスタートした国立教育機関、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻立体ゼミ修了生の学生時代、現在の作品を紹介する。

クレイアニメやパペットアニメとして世界に広く親しまれているストップモーションアニメーションは、被写体を少しずつ動かしては1フレームずつ撮影したイメージを再生させて「動き」を創出するアニメーション表現の一種。日本では「駒撮り(こまどり)」の通称で知られるが、同展では、世界でスタンダードとされるストップモーションアニメーションという視点からこの表現を捉え直し、「生命を吹き込む」といわれる背景に、映画史以前から人類が感じてきた「アニミズム 汎霊説」への憧憬に迫る。
会期中は、ショートアニメーション作品上映、作品解説、撮影物展示のほか、作家によるトークが行われる。3月18日まで(月曜休廊)。詳細はFEI ART MUSEUMのHPで(http://www.f-e-i.jp)で告知する。
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