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徳永ゆうき&前川清の長男・紘毅、養護施設で生まれた友情を映画で体現 原作者が絶賛

2018年2月21日 16:00

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「無敵のハンディキャップ」の著者による小説を映画化
「無敵のハンディキャップ」の著者による小説を映画化

[映画.com ニュース]前川清の長男であるシンガーソングライター・紘毅と、演歌歌手・徳永ゆうきがダブル主演した映画「バケツと僕!」の完成披露試写会が2月21日、東京・飯田橋の神楽座であり、主演2人と原作者の北島行徳氏、メガホンをとった石田和彦監督、「ダウン症のイケメン」としてタレント活動を行い、本作にも出演したあべけん太が出席した。

無敵のハンディキャップ」の著者・北島氏による小説「バケツ」を原作に、養護施設で働くことになった気弱な少年・神島(紘毅)と、軽度の知的障害を持ち、「バケツ」というあだ名の15歳の少年(徳永)の友情を描く。バケツ役の徳永は「障害を持ちつつも、健常者の扱いをされるという非常に難しい役どころだった。正直、自分のなかではイメージが沸きずらかった。撮影に入る前にあべけん太さんとお話させていただいたりしまして、イメージをどんどん作り上げていきました」と役作りの苦労を明かす。

一方、神島役の紘毅も「僕も、障害を持たれている方と接する機会があまりなかったので、どうやって接したらいいかというところからだった」と吐露。「最初はけん太と話した時も、失礼があったらいけないと構えてしまった。でも、徳ちゃん(徳永)と話す時と結局一緒なのだと撮影が進むなかでどんどん気づきまして。撮影の序盤は、自分たちが壁を作ってしまうことがあった。撮影が進むにつれてそれが溶けていった。壁を越えていけた」と述べ、「演じながら学べました」と振り返った。

撮影のなかで多くを学びながら、障害者との友情を体現した主演2人。「2人のバディぶり」を問われた北島氏は、小説を書いたのが13年前なんです。小説を発表した時も映画化の話があったのですが、全部頓挫してしまいまして」と明かす。そのうえで「今回晴れて映画化になり、お2人が演じる神島とバケツを見て『これで13年間待たされたんだ。よかった! これまで映画にならなくて』と思うくらい、運命的なものを感じた。お2人の演技は心に染みるものでした」と絶賛した。

また紘毅と徳永は共演を機に意気投合し、映画を応援するユニット「ゆうきひろき」を結成。この日は、同ユニットによるミニライブも行われ、伸びやかな美声で場内を魅了した。「バケツと僕!」は3月3日から全国公開。

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