「織田裕二がさぬき映画祭にキター」? 山本高広&近藤芳正「踊る大捜査線」名シーン再現
2018年2月11日 20:30

[映画.com ニュース] 「さぬき映画祭2018」のディレクターを務める本広克行監督の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が2月11日、香川・イオンシネマ綾川で上映され、織田裕二のモノマネでおなじみのタレント・山本高広、ドラマの第1話(1997年1月放送)のゲスト俳優だった近藤芳正がサプライズで登場し、ファンをわかせた。
テーマ曲に乗って登場した山本は「織田裕二がさぬき映画祭にキター!」と第一声。本広監督は「山本さんをこういう場に呼ぶのは、『踊る大捜査線』の歴史上、タブーと言われていまして、貴重な機会です。去年お会いして、すぐに、さぬき映画祭に来てくださいとお願いした」と紹介した。
映画は、日本映画の実写興行No.1の記録を持つ「踊る大捜査線」シリーズの第2弾で、観光地化したお台場で起こった連続猟奇殺人事件を解決に奔走する湾岸署の面々の活躍を描くもの。山本は負傷したすみれを青島たちが見舞うシーンで、青島(織田)、室井(柳葉敏郎)、和久(いかりや長介)を1人3役でモノマネした。

本広監督が「やばい。涙が出そうになっちゃった。いやあ、映画祭やっていてよかった」と拍手を送ると、山本は「僕の方がやばいです。『踊る大捜査線』が好きな人の目の前でやるとは思わなかった。でも、監督が言うんなら、間違いないですね。クレームは受け付けません。全国を回る時に、『笑いなしですけど……』との前置きつきでやっているんですけども、泣いている人もいるんです」と話した。本広監督は「このシーンは、いかりやさんのセリフがなかなか決まらなくて、大変だったんです。いかりやさんが『こういうのはどうだい?』と言ってくださった言葉なんですよ。その後に、いかりやさんが亡くなられてしまった。そんなことを思い出してしまった」と振り返った。
その後、登壇した近藤は「ただの連ドラの1話のゲストで、こんなに大きな作品になるとは思ってもみなかった。楽屋で山本さんがセリフの練習をしているのを見て、当時のことをいろいろと思い出しました」と懐かしそうだった。山本と近藤は、サラリーマンの営業職から転職した青島が取り調べ相手に愚痴る場面を再現。脇で見ていた本広監督は「いや、素晴らしい。鳥肌ものです。このシーンから全ては始まるんですよ。感動しますね。映画祭はおいしいですね」と大喜び。山本が「次はちゃんとセリフを覚えてきます」というと、本広監督は「『踊る』は映画で4本、スピンオフもありますからね。毎年やって、恒例にしたい」とプランを披露していた。
「さぬき映画祭2018」は12日まで開催される。
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