かわいいパペットの子供たちに胸キュン!「ぼくの名前はズッキーニ」本編映像公開
2018年2月10日 10:00
[映画.com ニュース]世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭で、最優秀賞と観客賞に輝いたストップモーションアニメ「ぼくの名前はズッキーニ」(2月10日公開)の本編映像の一部が公開された。
不慮の事故で母親を亡くした9歳の少年が、新たに暮らすことになった孤児院で自分の居場所を見つけようと奮闘する姿を、かわいらしいパペットを用いて描いた感動作。アヌシー映画祭2冠をはじめ、第89回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされ、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞では最優秀長編アニメーション賞と最優秀脚色賞を受賞した。
主人公は、ママが付けてくれた“ズッキーニ”と言う愛称を大切にしている。ひとりぼっちになったズッキーニを、心優しい警察官が孤児院に連れていく。そこには、心に様々な傷を負った子どもたちが暮らしており、やがてズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく。デリケートな問題を描くことに細心の注意を払いながら、一方で子どもたちの豊かな想像力を信じる思いに貫かれた物語だ。
このほど公開されたのは、スキー合宿に向かうバスの中、フォンテーヌ園のリーダー的存在のシモンが、ズッキー二が大切にしている、ママの思い出の品を取り上げたことで言い合いになるシーンと、ズッキーニが想いを寄せるカミーユの手をそっと握ろうとするシーン。かわいらしい表情のズッキーニの淡い初恋が垣間見える胸キュン必至の映像だ。
「ぼくの名前はズッキーニ」は、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国で公開中。吹き替え版では、峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキーらが声優を務めている。