上白石萌歌「全力でかけ抜けたい」 舞台「続・時をかける少女」初日に意欲満々
2018年2月7日 14:45
[映画.com ニュース] 筒井康隆氏によるジュブナイル小説の続編を舞台化した「続・時をかける少女」が東京・新大久保の東京グローブ座で公演初日を迎える2月7日、主演の上白石萌歌をはじめ共演の戸塚純貴、健太郎、新内眞衣(乃木坂46)、MEGUMI、脚本・演出の上田誠(ヨーロッパ企画)が同館で会見。上白石は「お客様ひとりひとりがタイム・トラベラーになれる作品。皆さんと一緒に、時をかけられたらと思います」とアピールに努めた。
「時をかける少女」をドラマ化した「タイム・トラベラー」の脚本家・石山透が、ドラマの続編として描いた「続タイム・トラベラー」が原作。未来人のケン・ソゴル(戸塚)と恋に落ちタイムトラベルの力を得たものの、ケンが未来に帰る際に関わる記憶をすべて消された女子高生・芳山和子(上白石)が、再び現れたケンから「20世紀で行方不明になった3人の科学者を一緒に捜してほしい」と頼まれ、複数の時代を往還していく。
主演を担う上白石は、「最後まで皆さんを信じて、全力でかけ抜けたい」と気を引き締める。物語は現代風に脚色されているが、「物語でいろんなものに流されながらも中心に立って、図太く真っすぐ立つ凛とした雰囲気を演じられればと思います」とブレない姿勢をのぞかせた。
「『時をかける少女』で、切なくも美しい別れをしたケンが堂々と戻ってくる時点で、コメディだと思った。原作はコメディではないですが、時間を駆けめぐる疾走感のなかで面白さが出ればと思った」と演出の意図を説明したのは上田。見どころシーンを問われたキャスト陣が「80年代の竹の子族。何度見ても初見と同じくらい笑える」(MEGUMI)、「新内さん(が演じた96年)のシノラー」(健太郎)、「カラーギャングは強烈」(上白石)と思い思いに明かすと、上田は「今言ったのはだいたい原作に出てこないので、『こいつら何を作っているんだ?』と思われるかも」と苦笑していた。
また稽古の手法が新鮮だったそうで、上白石は「エチュード(即興)からつくっていく作業がすごい新鮮でした。セリフ通りに演じる前に、自分の言葉で演じる。納得して稽古できました」と充実感をにじませ、戸塚は「皆で映像を見て、当時の様子を学びました。授業のような感覚が新鮮でした」と語る。一方のMEGUMIは「上田さんが頭のなかにあるものを紙に書いてくれたんですけど、途中から暗号になっていて。気持ち悪いなと思うくらい(笑)、こだわって掘り下げていて、ものすごく衝撃でした」と最敬礼だった。
舞台初挑戦の健太郎は「上田さんから舞台用語をバーッと言われ、『何言っているんだ?』と思ったことも(笑)。周囲の人に丁寧に教えてもらいました」と必死に食らいついたようで、新内も「『乃木坂』を出て初めての舞台。本当に皆さんが優しくて。乃木坂メンバーも優しいので、冷たい外の世界に出ることが不安」と述べていた。舞台「続・時をかける少女」は、14日まで東京グローブ座で上演される。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー