ユマ・サーマン、ワインスタインにもみ消された事故の証拠映像暴露「彼らが一生呪われることを願う」
2018年2月7日 12:00
サーマンは、ハーベイ・ワインスタインが共同設立者を務めるミラマックスが製作した「パルプ・フィクション」「キル・ビル」で主要な役どころを演じた女優であることから、ワインスタインにセクハラ被害を受けていたと憶測が広まっていたが、本人はこれまで沈黙を貫いていた。だが、2月3日(現地時間)付けの米ニューヨーク・タイムズ紙に「This Is Why Uma Thurman Is Angry(ユマ・サーマンが怒りを抱えていた真相)」という記事が掲載された。これによると、サーマンは「パルプ・フィクション」の後に英ロンドンのサボイ・ホテルでワインスタインに性的暴行を受けたことを告白。さらに、「キル・ビル」撮影時に交通事故に遭ったものの、ワインスタインらによってもみ消されたと暴露した。
サーマンによれば、メキシコでブライド(役名)がオープンカーを運転する場面を撮影する際、不安を感じたサーマンは運転を拒否。しかし、絶対に安全だからとクエンティン・タランティーノ監督に強引に説得されて運転を引き受け、その結果、事故を起こした。
事件のもみ消しを計ったミラマックス、プロデューサー陣は証拠を隠滅。タランティーノ監督も、事件発生時のフッテージの提供を拒否してきたという。この事件をきっかけにタランティーノ監督との信頼関係が崩れたというが、それから随分経ってからタランティーノ監督が事故当時のフッテージをサーマンに提供。その映像を、サーマンが自身のInstagramで公開した。オープンカーの後部から運転席に座ったブライドを映した映像で、ハンドルのコントロールを失ったサーマンが何かに激突し、頭を抑えたままぐったりする生々しい映像となっている。
「彼(タランティーノ)はこの映像を公開することで自分が損害を被る可能性があることをわかっていました。それでも正しいことをしようとした彼の勇気を誇りに思います」と、タランティーノとは既に和解していると告白。しかし、怒りの矛先はプロデューサーのローレンス・ベンダー、E・ベネット・ウォルシュ、ワインスタインに向けられている。
「彼らは嘘をつき、証拠を隠滅し、わたしに一生のケガを負わせておきながら、事件をもみ消す選択をしました。悪意に満ちた行為であり、彼らが一生呪われることを願っています」
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