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斎藤工、長編初監督作が公開「映画の神様がほほ笑んだ」 主演・高橋一生も「幸せでした」

2018年2月3日 21:25

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齊藤工監督&高橋一生
齊藤工監督&高橋一生

[映画.com ニュース] 俳優・斎藤工が「齊藤工」名義でメガホンをとった長編監督デビュー作「blank13」が2月3日、東京・シネマート新宿で封切られ、齊藤監督をはじめ主演の高橋一生、共演の神野三鈴リリー・フランキーが舞台挨拶に出席した。

放送作家・はしもとこうじ氏の実話を基にした家族の物語。13年間行方不明だった父親と心の溝を埋められずにいた家族が、父の死後、葬儀の参列者が語る思い出話を通して“13年間の真実”を知る。

「監督という響きは、大変重厚」と噛みしめるように話した齊藤監督は、「独創的なセンスがあるわけでも、統率力があるわけでもない。原案・はしもとさんのバトンを、第三走者として、最終走者のお客様につなぐこと(が役目だった)」と明かす。それでも「小さな雑談から始まったこの話が、こんな華々しい場所に、こんな素晴らしいキャストのみなさんと立てている。本当に恵まれて、“一生分”を使い切ったよう」と感激の面持ちで、「ただの映画大好き少年で、この劇場にも小さいころからよく通っていました。映画が好きだからといって、自分に映画を撮る才能があるとは口が裂けても言えません。準備、撮影、仕上げと、奇跡的なことがたくさん起こり、必然的に作られた映画なんだと、心から思っています。映画の神様がほほ笑んだ。ぜひ劇場で受け止めてほしいです」と万感の思いを込めた。

主人公・松田コージ役の高橋は、「謙遜なさっていますが、監督をされることはとてもむずかしいこと」と初タッグを組んだ齊藤監督に目を向け、「(自身の芝居では)わかりやすいことを結構排除し、表面に出るものを極力抑えています。それを工さんは見守ってくれていたし、何よりも嬉しかった」と振り返る。続けて「撮影前、作品に対する話し合いをする時間を設けてくれた。そういうことは僕、初めてでした。そこで『工さんとベクトルは同じなんだ』と感じ、ご一緒できたのはご縁だし、幸せでした」と語ると、母・洋子役の神野は「一番印象的だったのは、監督の幸せそうな顔。とても嬉しかったし、安心したし、絶対的な肯定感に包まれていられました」と頬を緩め、父・雅人役のリリーは「(劇中の)遺影の写真をきれいに撮ってもらった。遺影のお芝居が半端なく良い。新境地でしたね」とジョークを飛ばしていた。

さらにこの日が節分であることから、「今年こそ呼び込みたい福は」との質問が。高橋は「ない。今、この場所に立てていること自体が幸福なので」と答え、一同は「かっこいい……」と圧倒されたようなため息を漏らした。そして齊藤監督は「必要な人」と述べ、「『この映画が自分に必要だった』『これは私の映画だ』と言ってくれる人が、今まででに何人かいらっしゃっていて。そうした人にこの映画が届くことを心から願っています。映画は“我が子”。特別な思いがある子が、旅に出ます。必要な人に届けば何よりです」と切なる願望を打ち明けていた。

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