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「アバウト・レイ」公開延期の理由はワインスタインにあった!

2018年1月31日 12:00

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豪華キャストが顔をそろえた
豪華キャストが顔をそろえた
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[映画.com ニュース] 「リトル・ミス・サンシャイン」の製作陣が再結集し、ナオミ・ワッツエル・ファニングスーザン・サランドンが顔をそろえた「アバウト・レイ 16歳の決断」が、2月3日に日本公開される。本国アメリカでの公開延期に伴う日本公開延期(当初は2016年1月22日公開予定)を乗り越え、約2年を経ての公開となるが、この公開延期騒動の裏には、セクハラ問題で失脚した敏腕プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインが絡んでいたことが分かった。

17年にニューヨーク・タイムズ紙がワインスタインの過去30年以上にわたるセクハラ行為をスクープしたことから、セクハラ撲滅を訴える「#MeToo運動」にまで発展し、ハリウッドにとどまらず被害者が続々と声を上げている事態となっている。だが、ワインスタインがプロデューサーとして「ロード・オブ・ザ・リング」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「イングロリアス・バスターズ」などヒット作、オスカー受賞作を次々と世に放ってきたのもまた事実。

本作は公開直前で突然の延期が発表され、その後も数回にわたって公開日が変更となり、日本公開も延期となってしまったが、その理由はワインスタインが本作のクオリティを引き上げるべく、何度も編集に手を加えたことが原因だったという。関係者によると、15年にトロント映画祭でプレミア上映されたものに比べ、それぞれのキャラクターをより深く掘り下げた「3世代の家族の物語」として完成度が高まったという声も上がっており、ワインスタインのプロデューサーとしての手腕を示す結果となっている。

アバウト・レイ 16歳の決断」は、心も体も男性として生きるトランスジェンダーのレイ(ファニング)と母マギー(ナオミ・ワッツ)、祖母ドリー(スーザン・サランドン)の人間模様を描く家族のドラマ。2月3日から全国公開。

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