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小林稔侍、感無量「56年目の夢に出合えた」“俳優人生始まりの地・東映”で初主演映画封切り

2018年1月27日 14:00

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登壇直後から目元を潤ませる小林稔侍
登壇直後から目元を潤ませる小林稔侍

[映画.com ニュース] 俳優・小林稔侍の映画初主演作「星めぐりの町」が1月27日、全国41館で公開された。小林をはじめ、共演の壇蜜高島礼子、メガホンをとった黒土三男監督が東京・丸の内TOEIでの舞台挨拶。小林は、「第10期東映ニューフェイス」合格を機に俳優として歩み出し、役者人生は早56年。縁深い東映の劇場で、初主演映画が封切りを迎え「56年目の夢に出合えました」と感無量の面持ちだった。

映画は、東日本大震災で家族を失い心に傷を負った少年・政美(荒井陽太)が、娘(壇蜜)と2人暮らしの豆腐職人・島田勇作(小林)との触れ合いのなかで、心を開いてくさまを描く。

76歳にして映画初主演を果たした小林は、登壇直後から目元を潤ませ「皆さまのおかげで、夢のような出発を迎えることができました」と言葉を絞り出す。「56年前のちょうど今頃でございます。(東映ニューフェイスの)最終審査のテストがありまして。社長室に入りますと、田舎者ですから緊張していました。社長が履歴書を見まして『君は今年高校卒業なのに、どうして大学を受けないのかね』と聞かれたことを覚えています。今とは時代が違い、映画というのは夢の世界でしたから、最終審査に残れるなんて夢のようでした」と静かに振り返る。そして「同じ時期に、こういう場所で皆さんに高いところからお会いできるなんて、56年目の夢のようです。ありがとうございました」と噛み締めた。

一方の壇蜜も、「東京での出発の日です。来ていただけて本当に嬉しいです」とニッコリ。「稔侍さんは、どんな雰囲気のお父さんでしたか?」と小林の印象を問われると、「勇作お父さんも、カメラがまわってない時の稔侍さんも、とっても寡黙。でも時々ふふっと笑う瞬間が頼もしくて」と話し、「私は父と離れて暮らしてかなりの年月が経っていて、母と2人の時期が長かったので。お父さんと2人きりってこんな感じなんだなと。お仕事でしたが、とても心地よい時間を過ごさせていただきました」と深い信頼を寄せる。

「小林との裏話」を聞かれた高島は、「ご覧になっていただいている通り、不器用な方なので『こういう人のためなら何かやってあげたい』と思える稔侍さんだった。撮影中も『この方のために何でもやってあげたい』と思いました。普段から不器用な感じですよね」と愛情たっぷりに語る。

また黒土監督は、「僕は黒澤明監督を尊敬しています。黒澤監督は、亡くなる時に『後を頼むぞ』とおっしゃったそうです。昨今、日本映画が力を失いつつあるように思います。安っぽい映画がばっこしているように思います。僕は『後を頼むぞ』の言葉を胸に、後輩として良い映画を作るだけです。良い映画を残さなければと思っています。俳優さんたちに恵まれて、素直な映画を作れたと思っています」と本作に込めた思いを明かす。

この言葉を受け、小林は「黒土監督は本当にご苦労なさって、僕が起用されたということも大変な冒険だったと思います」と話し、「改めて、今日こうやって足を運んでいただいた皆さん、黒土監督、共演の皆さん、(本作の舞台となった)愛知県豊田市の皆さん、心からお礼を申し上げたいと思います。僕の56年目の夢に出合えました。ありがとうございました」と感謝を述べた。

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