「ジオストーム」監督、壊滅する都市に銀座を選んだ理由を明かす
2018年1月17日 13:30

[映画.com ニュース] 「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけたディーン・デブリンが、長編初メガホンをとったディザスターアクション「ジオストーム」について語った。
天候を制御できる最新技術を搭載した気象コントロール衛星“ダッチボーイ”が、突如として暴走。不可解な異常気象が同時多発的に起こる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐべく、衛星開発者と国務省スタッフの兄弟が、絶体絶命の危機に立ち向かう。「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズのジェラルド・バトラー、「クラウド アトラス」「アップサイドダウン 重力の恋人」のジム・スタージェス、「スリー・ビルボード」(2月1日公開)のアビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシアらが出演する。
本作では、世界各地が異常気象で大パニックに陥るさまが迫力の映像と共に描かれており、日本の東京・銀座も登場する。デブリン監督は、銀座を選んだ理由を「世界中の街の中でも、一目見てどこかわかる非常に特徴的な街だし、他にはない雰囲気を持っているからだ」と明かす。劇中では、銀座の歩行者天国に直径5メートルもの超巨大な雹(ひょう)が降り注ぐが、「今回はバスほどのサイズの雹が降ってくるという設定だが、ビルの窓ガラスや、ショーウィンドウ、そして街ゆく車などが破壊されたとき、その衝撃やインパクトの強さを1番よく演出できる街だと思ったんだ。秩序があり、非常に整っている街が崩壊する方が、雑然とした街が崩壊するより強く印象に残るからね」と自身の“破壊の美学”を語った。
圧巻のディザスター描写に目が行きがちだが、デブリン監督は「ある種、“訓戒”の物語として作っているんだ。願わくは気象コントロール衛星などの手段を講じなければ地球を救えないという極限の状態になる前に、地球温暖化をせき止めたい。そういうメッセージとして受け取ってほしいと思う。地球温暖化の議論を政治的に利用したり、口論するのを止め、取り返しのつかない状態になる前になんとかするべき」と環境破壊に警鐘を鳴らす。
デブリン監督は、「この映画には“もし~だったら?”という娯楽作ならではの大胆な演出やシナリオがある。私は誰しもが楽しめる作品を作りたいし、この映画もそのような意図で作ったわけだけど、同時に今注目すべき問題についても描いているし、近い将来のテクノロジーも描いている。映画を見たあとで、何かしらの話題のきっかけになればいいなと思っているよ」と締めくくった。
「ジオストーム」は、1月19日から全国公開。
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