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徹底的に事実を再現!イーストウッド監督最新作「15時17分、パリ行き」舞台裏映像公開

2018年1月17日 12:00

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待望の最新監督作
待望の最新監督作
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.

[映画.com ニュース] 「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」を手がけたクリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」の特別映像が、公開された。メイキング映像と、イーストウッド監督や出演者のコメント映像で構成されている。

2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材に、実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングした作品。554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、武装したイスラム過激派の男が自動小銃を発砲。たまたま乗り合わせていた幼なじみの若者3人が、テロリストに立ち向かっていく。「LOGAN ローガン」「夜に生きる」などでアシスタントを務めてきた、新人脚本家ドロシー・ブリスカルが脚本を担当した。

イーストウッド監督は、「意識して英雄をとり上げてはいないが、普通の人々による偉業は興味深いものだ。主人公の3人は幼なじみで普通の若者たち。彼らはとっさの行動が要求された。ある日、パリ行きの列車に乗っていた500人の命を救うためにね」と解説し、「数多くの俳優たちに会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時を再現することでカタルシスも得られた」と前代未聞の挑戦に踏み切った理由を語っている。

大役を任された幼なじみ3人の1人、スペンサー・ストーンは「撮影現場を見まわし、信じられなかった。イーストウッド映画で、自分自身を演じるなんて。僕の人生を!」と驚きを隠せない様子。アンソニー・サドラーは「追体験した感じだ。あんなにすごい体験をやり直すなんて。2年前から自分たちがどう変化したか、実感できた」、アレク・スカラトスは「“英雄”なんて呼ばれると、びっくりしてしまう。僕らは生きているだけで感謝している。衝撃的な行動だったし、神の見守りで生き延びられた」とそれぞれ語っている。

映像では、スリリングな列車内のシーンの舞台裏がふんだんに盛り込まれている。イーストウッド監督は、映像の最後で「これは実際に彼らが体験した物語だ。事実なんだよ」と締めくくっている。

15時17分、パリ行き」は、3月1日から全国公開。

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