S・キング原作「ダークタワー」 超絶ガンアクション見せる主人公のモデルは?
2018年1月3日 15:00

[映画.com ニュース] スティーブン・キング氏のライフワークである巨編小説を映画化した「ダークタワー」が、2018年1月27日に全国公開される。主演イドリス・エルバが扮する主人公は、超絶ガンアクションを見せる戦士ガンスリンガー・ローランドだ。キング氏は、このキャラは米ハリウッドの名優クリント・イーストウッドがモデルであると告白した。
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」などの原作で知られるキング氏が1970年代から継続的に執筆し、完成まで30年もの月日を費やした全7部構成の壮大なダークファンタジー。時空を超越する荒廃した異世界を舞台に、世界の支柱と言われる“ダークタワー”をめぐり、凄腕の銃使いガンスリンガーと謎めいた黒衣の男ウォルターが死闘を繰り広げる。
キャリアをスタートさせた22歳で本作の執筆を始めたキング氏は、イーストウッド主演「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」と出合い、心奪われたという。「『続・夕陽のガンマン』を見て、クリント・イーストウッドの“名無しの男”に影響を受けたことで『黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り、そのあとをガンスリンガーが追っていた』という最初の文章を書いた」と当時を振り返る。
イーストウッドの代名詞といえる“名無しの男”はリボルバーを駆使する凄腕のガンマンであり、寡黙だがワイルドなオーラをかもし出す魅力的なキャラだ。「ダークタワー」のガンスリンガーもリボルバーを愛用する名手で、「無口」「ワイルド」と共通点が多い。キング氏は「最初の文章を書いた時点では、ガンスリンガーがどこに住んでいるのか、舞台となる中間世界がどんなところなのかなど、キャラクター以外のことは全く考えていなかったんだ」とも語っており、物語の全ぼうよりも先に、“名無しの男”をモデルにガンスリンガーを誕生させたと説明している。
映画のプロデューサーを務めたロン・ハワードは、ガンスリンガーについて「スティーブン・キングがガンスリンガーを作り上げた後、このキャラクターは年月とともに特定の外見やインスピレーションを超えて成長し、唯一無二な存在となった」と分析。対して演じるエルバは、「彼はカウボーイではなく、2丁の拳銃を操る凄腕な狙撃手“ガンスリンガー”だ。何代にもわたって受け継がれてきたタワーの守護者で、その最後の戦士だよ」と述べている。劇中のガンスリンガーは宙に舞う弾丸をダイレクトに銃へ装てんしたり、目をつむりながら遠距離の敵を撃ち抜くなど驚異の“神業”を披露しており、迫力のガンアクションに要注目だ。
「ダークタワー」は、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のニコライ・アーセル監督がメガホンをとり、マシュー・マコノヒーウォルター役を担っている。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント