アーミー・ハマー、ジェフリー・ラッシュの再現度に驚嘆「ジャコメッティそっくり!」
2017年12月26日 15:00

[映画.com ニュース] 「君の名前で僕を呼んで」(2018年4月公開)で第75回ゴールデングローブ賞にノミネートされ、「ノクターナル・アニマルズ」ではエイミー・アダムス演じるヒロインの夫に扮するなど活躍の幅を広げるアーミー・ハマーが、最新出演作「ジャコメッティ 最後の肖像」について語った。
「英国王のスピーチ」や「鑑定士と顔のない依頼人」で知られるオスカー俳優、ジェフリー・ラッシュが、彫刻家アルベルト・ジャコメッティを演じた本作で、ハマーはジャコメッティの絵のモデルを務める作家で美術評論家のジェイムズ・ロードに扮している。
「僕はジャコメッティの作品が大好きなんだ。スケッチ画も水彩画も最高だけど、彼の彫刻には魔法のような魅力がある。素晴らしいよ」というハマーは、「脚本を読んで、これはすごい作品だと思ったよ。それにジェフリー(・ラッシュ)と共演できるなんて最高だったし、(ジャコメッティの弟ディエゴ役で)トニー(・シャルーブ)も出演する予定だと聞いていたから、迷うまでもなかった」とオファーを快諾した理由を明かす。ラッシュとの共演では、「ジェフリーはジャコメッティ役にぴったりだった。その理由はいくつもあるけれど、彼の口の中にプロスセティックを入れてメイクでしわをつくると、本当にジャコメッティそっくりになるんだ。もちろん素晴らしい才能の持ち主でもあるよ!」と再現度に驚かされたそうだ。
「アルベルト(・ジャコメッティ)とジェイムズの関係は非常に興味深い。作家であるジェイムズは観察者だがら、どんな状況においてもほとんど自らを主張することはない。ちょっと受け身タイプだね」と役どころを解説したハマーは、「ジェイムズは、ジャコメッティについて書くため、ジャコメッティに自分の肖像画を描いてもらうためにこの場にいる。でも、友人であるジャコメッティと一緒に時間を過ごし、彼のことをもっと知りたいという思いが1番強く、彼らの会話の内容が(本作の基となった)伝記に書かれているんだ」と両者の関係性をひも解いた。
「この映画には全ての人が楽しめる要素があると思うよ。単に愉快で面白い映画を見たい人にも向いているし、ジャコメッティのことが大好きな美術学生も、おそらくこれまでにないような洞察を得られると思う。今回の作品では、1人ひとりが多層的で微妙な味わいの素晴らしい映画を作っている。それが、これほど特別な作品になった理由の1つだと思うよ」と締めくくった。
「ジャコメッティ 最後の肖像」は、2018年1月5日から全国公開。
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